Johnny Cash - Photo by Don Hunstein
ジョニー・キャッシュ(Johnny Cash)の銅像が、米国議会議事堂の国立彫像ホール・コレクションに設置される予定。全米50州の歴史の中で著名な人物の栄誉を称えるために各州から寄贈された彫像を展示するコレクションの一部として、ロナルド・レーガンなどと共に展示される予定です。
アメリカの各州は、国立彫像ホール・コレクションに2体ずつ展示することが許されています。通常は政治家や歴史上の人物を称えることが多いです。
ワシントンD.C.のワシントニアン誌によると、キャッシュの出身地であるアーカンソー州は、1世紀以上にわたって南部連合と関係のある人物2人の彫像を展示していましたが、同州は現在、この2つを取り替える作業を行っています。
19世紀の弁護士ユリア・ミルトン・ローズは公民権運動家のデイジー・ベイツに、元アーカンソー州知事で米国上院議員のジェームズ・ポール・クラークはキャッシュにその座を明け渡すことになるとのこと。
キャッシュの銅像は、最終的には高さ8フィート(約2.4メートル)となる予定で、現在、アーティストのケヴィン・クレスが、キャッシュのエッセンスを取り入れたブロンズ像を制作しています。
クレスは過去にアル・グリーンやレヴォン・ヘルムなどのミュージシャンの彫刻を手がけたことがあります。彼は今回、キャッシュの長いキャリアの中でどの時代にスポットを当てるべきか決めるために、何冊も本を読み、何時間もドキュメンタリー映像を見て、キャッシュの家族の何人かに相談して、最終的に70年代前半に決めています。
彼は、2022年の年末までに米国議会議事堂で除幕式ができるようにしたいと考えています。