Metallica with Ozzy Osbourne
オジー・オズボーン(Ozzy Osbourne)は、英Metal Hammer誌のインタビューの中で、
メタリカ(Metallica)との40年にわたる友情を振り返っています。
Q:メタリカを知ったきっかけは?
「みんなロサンゼルスのサンセット・マーキスに泊まっていたから、そこで彼らと偶然会ったんだ。それから間もなくして、彼らと一緒にツアーに出ることになった。彼らは自分たちの枠を飛び出して、みんなに愛された。彼らは素晴らしいファンを連れてきてくれて、それが彼らの飛躍のきっかけになった。みんないいやつらだったから、僕の昔のベーシスト(ロバート・トゥルージロ)が彼らと一緒に演奏することになったときは嬉しかったよ」
Q:1986年、彼らとのツアーはどのようなものでしたか?
「彼らはショーのオープニングを飾っていた。楽屋の前を通ったら、彼らがブラック・サバスを演奏していたのを覚えているよ。彼らが大ファンだとは知らなかったから、ふざけているのかと思ったよ」
Q:1998年に彼らがやったSabbra Cadabraのカヴァーを聴きましたか?
「そんなことやっていたなんて知らなかったよ!」
Q:彼らはどんな人たちでしたか?
「ツアー中、ジェイムズ(ヘットフィールド)が何か聞きたいことがある感じでウロウロしているのを何度も見かけた。やがて彼は近づいてきて“君とParanoidを一緒に演奏したい”と言ったので“もちろんだ!”と言った。それから、彼らがいかにサバスの大ファンであることを語ったんだ。クリフ(バートン)はずっと満面の笑みを浮かべていたよ。もちろん、2009年のロックの殿堂で彼らと一緒に演奏したときにも、すべてが思い出されたよ」
Q:彼らはよくパーティをすることで知られていました。あなたは彼らと一緒にパーティーをしたことがありますか?
「いや、俺らにとってはただのいいヤツらだったんだ。一番ワイルドだったのジェイムズで、彼はスケートボードで3回も腕を折ったんだ」
Q:彼らが大物になることは明らかだったのでしょうか?
「もちろんだ。毎晩の観客の反応を見ていればわかるよ。彼らは素晴らしいバンドなんだよ。彼らが『The Black Album』をリリースした時、特に“Enter Sandman”で一気に盛り上がったのを覚えているよ」
Q:このアルバムが大きな話題になったのは、何か特別な理由があったからだと思いますか?
「このアルバムは、適切なタイミングに適切な場所でリリースされ、そして大ヒットしたアルバムのひとつだ。アルバムを成功させるためには何が必要なのかを正確に知っていたら、みんなそうするだろうけど、彼らは完璧にそれをやってのけたから、絶対に必要なアルバムになったんだ」
Q:その後、あなたは彼らのライヴで何度か一緒にステージに登場していますが、いかがでしたか?
「楽しいよ! レミー(キルミスター)もよく一緒にプレイしていた。彼らと一緒にステージに立つのは、とても楽しいし、歓迎されるよ」
Q:ロバートが初めてあなたのバンドに参加した時、どんな感じでしたか?
「ロブはいつも俺の素晴らしい友人だよ。彼は素晴らしいベーシストであり、素晴らしい男だ。彼は唯一、辞める時に正しい方法で物事を進めた男だ。俺はいつも俺と一緒にプレイしている人たちには、もし別のオファーがあって移りたいのなら、それはそれで構わないが、俺に迷惑をかけないで欲しい、代わりのメンバーを見つける時間をくれ、といつも頼んでいるんだ。その点、ロブだけはちゃんとやってくれたよ」