HOME > ニュース >

ある老紳士が長い間忘れていたギター 希少なものだった 50年後に大金に 

2022/05/11 16:16掲載
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
1960 Gibson Les Paul Standard (Image credit: David Libson-Hochenberg/ATB Guitars)
1960 Gibson Les Paul Standard (Image credit: David Libson-Hochenberg/ATB Guitars)
ある老紳士が長い間忘れていたギターが約50年後に大金に。70年代から一度も弾かれたことがなく、父親のクローゼットにしまい込んでいたギターを、父親が引っ越すことになったため、ギター・ディーラーに預けた英国人女性。驚いたことに、そのギターは希少な1960年製のギブソン・レスポール・スタンダードで、世界で最もコレクターの多いエレキギターの1つでした。

英国のギター・ディーラーであるATB Guitarsのマイク・ロングによると、最近、ある女性が父親のクローゼットにしまい込んでいたギターを査定するために連絡してきたそうです。その楽器はケースに入ったままで、70年代から一度も弾かれたことがなかったそうです。

驚いたことに、そのギターは1960年製のギブソン・レスポール・スタンダードでした。1958年から1960年の間にわずか1,500本しか作られなかったギターで、60年代からギターヒーローたちに珍重され、この種のものとしては最も貴重なもののひとつです。

家族はこのギターについてほとんど何も知りませんでしたが、何十年も前に50ポンドで手に入れたものでした。

ロングに連絡してきた女性は、保険に加入するため、父親が引っ越すのでギターを預かってもらったという。彼女は、ギブソン・レスポールが一般的に数千ポンドで売られていることは理解していたそうで、保険を調整するために、このギターの基本的な評価を知りたかったとも話しています。

このギターは長年にわたって改造されており、ロングがこれまで見た中で「最も汚い」ギターのひとつでしたが(ヴィンテージ・ギターの世界ではよくあることだと言っています)、6桁の価値は十分にありました。

「良い知らせと悪い知らせがあります」とロングは家族に言いました。「悪い知らせは、まったく弾けないし、状態も最悪だということ。良いニュースは、修復すれば175,000ポンド(約2800万円)の価値があるということです」

ギターの持ち主を含む家族は唖然としました。

「静まり返っていました」とロングは回想します。「彼女も、彼女の父親も信じられなかった。彼らは自分たちが何を持っているのか知らなかったんだよ」

先週、Instagramを通じてこの話を振り返ったロングは、このギターを「一生に一度の発見」と呼んでいます。

このギターの新しいオーナーはジョー・ボナマッサ(Joe Bonamassa)で、彼はこのギターが正常に動作するようになったら、ツアーで使用することを計画しています。

以下は関連写真・映像