スコーピオンズのルドルフ・シェンカー本人が語る　パーティーで騒ぎ過ぎたため逮捕されたエピソードをアニメ化

スコーピオンズ（Scorpions）は1982年のツアーで、同行していたアイアン・メイデンのメンバーと一緒にホテルの屋上のバーで狂ったようにパーティーをしたため、メンバーのルドルフ・シェンカー（Rudolf Schenker）が逮捕されたことがありました。このエピソードをシェンカー自身が語るインタビューをアニメーション化した映像が公開されています。uDiscover Musicのアニメーション・ビデオ・シリーズ『Beyond The Bus』の一環として制作されています。

ルドルフ・シェンカーはこう話しています。

「1982年のBlackoutツアーでは、スペシャル・ゲストのアイアン・メイデンと一緒だった。みんな（米テキサス州の）コーパス・クリスティの同じホテルに泊まっていたんだ。俺たちは皆、ホテルの屋上にあるバーに行って、狂ったようにパーティーをした。ホテルの警備員が俺のところにやってきて、一緒に来て欲しいと言われたんだ...別に悪いことじゃないと思ったから、一緒に行ったんだ。屋上のバーから出ると、すぐに彼のオフィスに連れて行かれたよ」

バンドメンバーやバンドのファンは、シェンカーがオフィスに入っていくのを目撃し、いったい何が起こっているのか、みんな困惑していたという。

「彼らはオフィスの外で“彼を放せ！”と叫んでいたよ。もう一人の男がオフィスに入ってきて、何が起きているのか尋ねたんだ」

その警備員によると、彼の態度が悪かったので、警察が来るのを待つように言われたそうです。

「警察が来て、人々はまだ俺の自由を求めて叫んでいた。警察は俺の名前を尋ねて、明日まで留置場にいるようと言ったんだよ。ファンはまだ俺の名前を叫んでいたけど、警察は俺を外に連れ出して、俺たちは警察署に行ったんだ」

シェンカーは何年も経った今でも、このクレイジーな出来事にユーモアを感じているようです。

「6時間も留置場で過ごしたなんて、信じられないよ！　朝になって、ある人に一緒に行こうと言われて、留置場を出たんだ。彼は俺にどうしたのかと聞いてきたので、俺は“俺に何が起こっているんだ？君たちは何をしているんだ！”と言ったんだよ。どうやら、ホテルの警備員が俺らの振る舞いに怯えていたみたいなんだ」

シェンカーは違反金として68ドルを支払う必要があったため、ツアー・マネージャーに電話して金を用意しなければなりませんでした。シェンカーは警察官と一緒に待っていましたが、たまたまバンドのファンだった彼らと一緒に写真を撮ったり、サインをしたりしていたそうです。トラブルがあっても、シェンカーとスコーピオンズはどこに行ってもファンを持っています。