Photo of Estelle Axton, courtesy of the Stax Museum of American Soul Music
1960年代と70年代にソウルの大ヒット曲を生み出した米テネシー州メンフィスの伝説的レコードレーベル、スタックス・レコード(Stax Records)の歴史に迫るドキュメンタリー・シリーズ『STAX』を、HBO Documentary Filmsが制作中。
受賞歴のある映画監督で、振付師アルヴィン・エイリーを描いた『Ailey』を監督したJamila Wignotが本作の監督を務めます。またLaylow Picturesのアカデミー賞受賞者Ezra EdelmanとCaroline Waterlow(「OJ: Made In America」)、White Horse Picturesのエミー賞受賞者Nigel SinclairとNicholas Ferrallがプロデュースを担当しています。
Concord Originals、Polygram Entertainment、Warner Music Entertainmentの協力のもと、このシリーズはスタックス・レコードの歴史とその華々しい栄華と衰退を振り返ります。
1957年にジム・スチュワートが設立し、兄弟のエステル・アクストンと共同経営し、後にアル・ベルが率いたスタックス・レコードは、オーティス・レディング、ブッカー・T&The MG's、アイザック・ヘイズ、ステイプル・シンガーズ、サム&デイヴといったアーティストを世に送り出し、名声を高めていきました。
『STAX』は、自分たちの音楽を自分たちの思い通りに作ろうとした、大胆不敵なアウトサイダーたちの物語。このシリーズでは、貴重な未公開アーカイブ資料を取り上げ、人種、地理、音楽の伝統、レコーディング産業の厳しい世界など、さまざまな力がどのように融合し、私たちの文化を形成し続けるスタックス・スピリットが形成されたかを探ります。
プロデューサーのEzra Edelmanは、「スタックス・レコードは、その隆盛を支えたサウンドと終焉の引き金となった出来事の両方において、アメリカの魂を表現しています。この典型的なアメリカの物語をHBOの視聴者に伝えるのに、私が長い間賞賛してきたJamila Wignotの右に出る者はいないでしょう」とコメントしています。
監督のJamila Wignotは「スタックス・レコードの長年のファンとして、私がこのレーベルに最も感銘を受けたのは、その挑戦的な姿勢です。スタックスを築いた人々は、自分たちの価値を理解し、すべてを賭けて自分たちのやり方で何かを作ろうとする意志を持っていたのです」とコメントしています。