Karl Bartos / The Sound of the Machine: My Life In Kraftwerk And Beyond
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クラフトワーク(Kraftwerk)の
カール・バルトス(Karl Bartos)は、回顧録『The Sound of the Machine: My Life In Kraftwerk And Beyond』を海外で7月21日発売。出版元はOmnibus Press。
カール・バルトスは、デュッセルドルフのロバート・シューマン音楽院でパーカッションとピアノを学んでいた1975年にクラフトワークに加わり、バンドの最初のアメリカ・ツアーに参加。
『Radio-Activity』『Trans-Europe Express』を経て、『The Man-Machine』で初めて作曲者としてクレジットされました。その後、『Computer World』『Electric Cafe』などに参加しますが、1990年に他の活動に専念するため、バンドを脱退しています。
バルトスは声明で、この回顧録についてこう説明しています。
「『The Sound of the Machine』では、僕たちの作曲セッションの秘密、僕たちがどのように子供のように演奏していたか、新しい芸術表現をお互いに探求したことがいかに僕たちを幸せにしてくれたかを説明しようと思います。アナログの世界で作られた僕たちの音楽が、なぜデジタルに置き換わっても生き残ることができるのか、その理由を明らかにします。僕が思うに、僕たちの最高の瞬間には、作曲は機械の音に隠された詩を探し求めた証でした」
バルトスは本書で、デュッセルドルフの労働者階級出身の少年時代、バイエルンの民族音楽、1960年代のポップス、クラシック音楽など、さまざまな音楽の影響を受け、自分を形成してきたことを語っています。
また、1964年にビートルズの『A Hard Day's Night』を手にしたことが12歳の少年だった彼に与えた大きな影響や、1974年から1984年までのデュッセルドルフの独特な雰囲気がクラフトワークに与えた影響やインパクトについても語っています。