CCR唯一のフルコンサート映像発掘　コンサート・ドキュメンタリー映画『Travelin' Band』制作中

CCRことクリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル（Creedence Clearwater Revival）の新しいコンサート・ドキュメンタリー映画『Travelin' Band: Creedence Clearwater Revival at the Royal Albert Hall』が制作中。ロンドンの金庫に50年間保管され、最近発掘されたCCRの唯一のフルコンサート映像も含まれています。

監督は、ジミ・ヘンドリックスやビートルズのドキュメンタリーでグラミー賞受賞経験を持つ、ボブ・スミートン。ナレーションはアカデミー賞受賞俳優ジェフ・ブリッジスがを担当しています。製作はCraft Recordings、Concord Originals、Marathan Films。

『Travelin' Band: Creedence Clearwater Revival at the Royal Albert Hall』は、カリフォルニア州エル・セリートで結成されたCCRが、1969年にウッドストックのヘッドライナー、オークランド・コロシアムの完売、ヨーロッパ・ツアー、ロイヤル・アルバート・ホールのステージに立つまでに急成長を遂げた、バンドの旅を紹介しています。

世界最大のバンドとしてロイヤル・アルバート・ホールのステージを去るまでのCCRの物語を、コンサート本編を含む豊富な未公開映像を交えて収録しています。

コンサートのオーディオは、グラミー賞受賞のジャイルズ・マーティンとサム・オケル（『ザ・ビートルズ：Get Back』『ロケットマン』）がオリジナルのマルチトラックテープからミキシングと修復を行っています。

1970年4月、クリーデンスは初のヨーロッパ・ツアーを開始し、英ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで英国デビューを果たしました。ビートルズの解散からわずか数日後、このコンサートは彼らのキャリアを決定づけたライヴのひとつとなりました。このコンサートは撮影されていましたが、これまで完全な形で公開されることはありませんでした。

今回、このプロジェクトでは、何年にもわたる調査が行われ、ロンドンの金庫に保管されていたオリジナルのコンサート映像を50年ぶりに発見、完全に復元されました。この映画には、伝説的なパフォーマンスの未発表の16mmフィルム、Fantasy Recordsの保管庫から発掘された、バンドの日常の自然な姿を撮った映像やインタビュー、さらにクリーデンスのライヴの最初期の映像と思われるものなどが含まれています。

監督のボブ・スミートンは次のように語っています。

「60年代後半から70年代前半に英国で育った子供にとって、クリーデンスはヒット・シングルを通してしか知らないバンドだった。だから、この映画を作ることは私にとって教育であり、なぜ彼らが史上最高のバンドのひとつにふさわしいのかを見聞きすることができた。彼らが良いバンドであることは知っていたが、こんなに良いとは知りませんでした」

プロデューサーのひとり、シグ・シグワースは「長い間失われていた映像で、彼らのキャリアの最高潮におけるクリーデンスの力を解き明かすこと自体が素晴らしいことなのです。ジェフ・ブリッジスのナレーションで、ポップカルチャーがより大きなものになります」とコメントしています。

ジェフ・ブリッジスはこう言っています。「なんて素晴らしいバンドなんだ! 彼らの音楽を聴くのも、（ジョン）フォガティの曲を演奏するのも大好きなんだ。彼らは僕のお気に入りだ。クリーデンス、最高だ」

『Travelin' Band: Creedence Clearwater Revival at the Royal Albert Hall』の公開日はまだ発表されていません。