LAメタル・バンド　オートグラフの創設メンバー　ベーシストのランディ・ランド死去

80年代のLAメタル／グラム・メタルを代表するバンドのひとつ、オートグラフ（Autograph）の創設メンバーであるベーシストのランディ・ランド（Randy Rand）が死去。バンドのSNSで発表されています。

以下、声明より

「俺たちの大切な友人であり、オートグラフの創設メンバーでもあるランディ・ランドが突然亡くなったことを、大きな悲しみとともにお知らせいたします」「この数年間は、アーティストとして、またパフォーマーとして、彼の最も幸せな時期であったと思います。ランディは完全な楽観主義者で、バンドの新しい方向性、創造性、新たなエネルギーを見ることにとても興奮していました。彼の演奏能力、パフォーマンス、そして愛するファンとの交流の仕方から、彼の興奮を感じることができました」

ランドはバンドWolfgangで活動し、セッションミュージシャンとして数年間活動した後、1983年にスティーヴ・プランケット（Vo,G）、スティーヴ・リンチ（G）、スティーヴン・アイシャム（Key）、ケニ・リチャーズ（D）と共にオートグラフを結成。LAメタル全盛期の1984年にアルバム『Sign In Please』でデビュー、「Turn Up the Radio」のヒットでゴールド・ディスクを獲得する。その後、大きな成功を得ることができず1989年に一旦解散するものの、2011年にスティーヴ・リンチとランディ・ランドが再会を果たし、2013年に新メンバーを迎えてオートグラフは再結成する。バンドは2枚の新しいアルバム、『Louder』（2016年）と『Get Off Your Ass』（2017年）をリリースした。リンチは2019年にバンドを脱退したが、オートグラフはランドが新しいラインナップと一緒に演奏する形で継続された。彼らはランドが亡くなる前に新曲に取り組んでいたと伝えられている。