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ブルース・ギタリストのレジェンド、ギター・ショーティが死去

2022/04/22 11:38掲載
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Guitar Shorty
Guitar Shorty
若き日のジミ・ヘンドリックスを含む多くのプレイヤーに影響を与えたブルース・ギタリストのギター・ショーティ(Guitar Shorty)ことデヴィッド・カーニー(David William Kearney)が死去。彼が所属したレコード会社Alligatorが、4月20日にロサンゼルスの自宅で自然死したと発表しています。87歳でした。

1934年9月にテキサス州ヒューストンで生まれたギター・ショーティは、B.B.キング、ギター・スリム、Tボーン・ウォーカーの影響を受け、若い頃にギターを手にしました。10代でウォルター・ジョンソンのオーケストラに参加し、その背の低さからクラブのオーナーにつけられたあだ名がギター・ショーティでした。

ショーティはジョンソンとの共演でウィリー・ディクソンに注目され、ディクソンはショーティをシカゴのブルース・シーンの仲間に紹介しました。1957年に録音されたショーティの最初のシングルはオーティス・ラッシュをフィーチャーしており、これはレイ・チャールズの目に留まり、彼はその後ショーティを自分のツアー・バンドに起用しています。

レイ・チャールズ、ギター・スリム、サム・クックらとツアーをした彼は、共通の友人を通じてジミ・ヘンドリックスというギタリスト志望の若者と出会います。ショーティのワイルドなステージングは、ヘンドリックスにも深い印象を残したと言われています。「ジミがギターに火をつけ始めたのは、俺のようにバックフリップができないからだと言っていた」とショーティは語ったと言われています。

ショーティは晩年、世界中のブルース・フェスティバルの常連で、80歳を過ぎてもツアーとレコーディングを続けていました。最後のアルバムは2019年の『Trying To Find My Way Back』でした。