ピンク・フロイド VS キング・クリムゾン プログレ究極対決 ――ロックの未来を変えた2大バンドの両極
書籍『ピンク・フロイド VS キング・クリムゾン プログレ究極対決 ――ロックの未来を変えた2大バンドの両極』がDU BOOKSから5月20日発売予定。世界初の徹底比較分析論。ロックのアーキタイプ(元型)を、究極まで突き進んだ無双2大バンドの対立項から探る
■『ピンク・フロイド VS キング・クリムゾン プログレ究極対決 ――ロックの未来を変えた2大バンドの両極』
大鷹俊一 (著), 高見 展 (著), 茂木信介 (著)
2,200円(本体価格/税別)
ISBN 9784866471716
発売年月 2022年5月
版型 A5
ページ数 272
製本 並製
<内容>
世界初の徹底比較分析論。
ロックのアーキタイプ(元型)を、
究極まで突き進んだ無双2大バンドの対立項から探る!
ロックの果てに何があったのか?
永久不滅のレガシィは、「コンセプト」と「美学」の両極にあり!
プログレッシブ・ロックを論じた書物は世界中に山ほどあるが、その頂点に立つピンク・フロイドとキング・クリムゾンがあらゆる面で両極端に振りきれていることは、まったく見過ごされてきた。この「両極」の振れ幅の中にロックの全てがあると言ってもよい。
●こんな方に読んで欲しい!
・プログレについて熱く、深く、語りたい
・ますます再発や活動が活発な両バンドを新しい視点で聴きたい
・自分でも独創的な音楽を創ってみたい
●パラパラとでも立ち読みして欲しい
・いま、なぜ「プログ」「プログレ」を聴くべきなの?
・両バンドの何が凄いのかわからない
・キング・クリムゾンは敷居が高くて敬遠してきた
<おもな目次>
はじめに 21世紀に復権する「プログレDNA」の美学と方法論
第1章 誰も語らなかった「2大バンドの両極性」
第2章 シド・バレットの幻影と闘いつづけたピンク・フロイド
第3章 半世紀以上も「輪廻転生」を繰り返したキング・クリムゾン
第4章 「大いなる両極」、比較論から見えてくる驚異の本質
[1]影響力
[2]パフォーマンス特性
[3]詩的表現特性
[4]ボーカル特性
[5]レコーディング特性
[6]ライブ特性
[7]フォーメーションの変遷と求心力
[8]究極の体験ストーリー
第5章 プログレ好き日本人に捧げる究極討論!!《大鷹俊一×高見展×茂木信介》
第6章 厳選10枚対決! ディスコグラフィー徹底比較
第7章 共通する永遠不滅の5大レガシィ
1現代文明が産み落とした狂気や苦悩を抉り出す洞察力、そして批評力
2変幻自在にして緻密な構成力、そして壮大なストーリーテリングの力
3ポップ・ミュージックの束縛を解き放った、貪欲な音楽アイデア
4絶対的なサウンドスケープを生み出す、とてつもない表現衝動と妄執
5周囲の評価や批判に右往左往しない強靭なメンタリティ
第8章 「プログレDNA」の果てしなき冒険
<著者について>
●大鷹 俊一(おおたか・としかず)
音楽評論家。北海道生まれ。ニューミュージック・マガジン社に勤務後、フリーで執筆活動。ザ・ビートルズを始めロック全般、パンク/ニュー・ウェーヴ以降を中心に専門誌など各種媒体に書き続けている。主な著作は『レコード・コレクター紳士録』(ミュージック・マガジン)、『ブリティッシュ・ロックの名盤100』(リットーミュージック)、『ビートルズとその時代』(シンコーミュージック)など。今回は、クリムゾン18年の来日時にビル・リーフリンのインタビューを取れたことが本当に良かったと思い返され、あのときの彼のクールな佇まいが今でも忘れられない。
●高見展(たかみ・まこと)
翻訳家・ライター。立教大学文学部卒。英字新聞社、出版社勤務を経て洋楽専門誌『ロッキング・オン』の翻訳や編集に携わり、その後フリーランスに。主な刊行物に『ヒップホップ・アメリカ』(監修・翻訳、ロッキング・オン)、『ザ・ローリング・ストーンズ ア・ライフ・オン・ザ・ロード』(監修、ロッキング・オン)、『R&BコンプリートCDガイド松村雄策編』(執筆、朝日文庫)、『パンク・レヴォリューション大鷹俊一編』(執筆、河出書房新社)、『ザ・ビートルズ全記録(初版)』(翻訳編集、プロデュース・センター)など。
●茂木信介(もてぎ・しんすけ)
埼玉県出身、東京大学文学部卒。1979年、NHKにディレクターとして入局。80年代に洋楽アーティストのライブ特番、FM洋楽番組などを担当。その後、企画制作プロダクションを経てロッキング・オン入社。洋楽専門誌『ロッキング・オン』副編集長をはじめ、ウェブ音楽サイト、カルチャー誌『CUT』の編集を手掛ける。現在、フリーランスのライター・編集者として稼働中。