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マイケル・シェンカー、エアロスミスのオーディションを語り、不調のエアロスミスを再活性化させたのは俺だとも語る

2022/04/19 15:10掲載
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Michael Schenker
Michael Schenker
マイケル・シェンカー(Michael Schenker)は1979年にジョー・ペリーが脱退した時、エアロスミス(Aerosmith)のオーディションを受けました。シェンカーは最新インタビューの中でオーディションを振り返り、また加入はしなかったものの、自身がエアロスミスの活動再開のきっかけになったとも話しています。

Vinyl Writer Musicのインタビューの中で、シェンカーはこう話しています。

「俺は過渡期だったんだ。UFOとスコーピオンズを脱退したばかりで、ちょっと手詰まりな感じだった。次に何をすればいいのかよくわからなかったし、正直なところ、1979年のことはぼんやりとしているんだ」

「エアロスミスがギタリストを必要としているという話が伝わってきて...俺のマネージメントが“マイケル、君はこれをやるべきだ!行ってみて、合うかどうか見てみよう”と言ったんだ」

結果、彼がまず経験したことは「5日間ホテルの部屋に座って何も起こらなかった」というものでした。シェンカーは「あれは、ああいったビッグバンドがやることのいい例だ。何時間も何日も座りっぱなしで、何もせず、お金も使わないんだ!」と言っています。

結局、シェンカーはエアロスミスと一緒にリハーサル室に集まりましたが、うまくいきませんでした。

「スティーヴン・タイラーが入ってきて、彼は完全に気が抜けていて、何か他のことに夢中になっていたから、リハーサルや何かをする意味はなかったんだ。正直なところ、5日間もホテルで待たされたので、俺自身はあまり誠実ではなかった。みんなと別れてイギリスに戻ったんだ」

それから話は、その年の後半のマイケル・シェンカー・グループ結成時に移ります。

「マネージャーから“マイケル、エアロスミスのリズムセクションが使えるぞ。ボストンに行って彼らとリハーサルして、加入を検討してほしい”と言われたんだ」

こうして彼は、トム・ハミルトンと ジョーイ・クレイマーと一緒に大きなリハーサル・スペースでセッションをすることになったのです。

その後、シェンカーによると「ドアが開いて、一人の男が入ってきて、どんどん近づいてきて、突然、振り向いて飛び出していった」という。シェンカーは続けて、こう話しています。

「“ブラッド・ウィットフォード?” 俺の理解では、彼はジョーイとトムが俺とリハーサルをしていて、エアロスミスを離れて俺のバンドに参加する可能性があると聞いたんだと思うんだ。それで彼はそれが本当かどうか確かめたかったんだと思うよ......彼はそれを見て、振り返って光速でそこから走り去ったんだと思う。

当時、スティーヴン・タイラーは病院に入院していたので、ブラッドはそこに駆けつけ、“スティーヴン、早く良くなれよ。マイケル・シェンカーが俺たちのリズムセクションを盗もうとしているんだ!”って言ったに違いない。その後、ジョーイ・クレイマーとトム・ハミルトンが(シェンカーの前から)姿を消し、エアロスミスはジミー・クレスポのギターで再結成したんだ」