ジョー・サトリアーニ(Joe Satriani)は、
デイヴィッド・リー・ロス(David Lee Roth)と
アレックス・ヴァン・ヘイレン(Alex van Halen)と共に、
ヴァン・ヘイレン(Van Halen)のトリビュート・ツアーの可能性について話をしていることを明らかにしています。
先週、元メタリカの
ジェイソン・ニューステッド(Jason Newsted)がインタビューの中で、アレックスとサトリアーニからヴァン・ヘイレン関連のツアーに参加する可能性について打診されたと話していました。
この話を受け、サトリアーニはポッドキャスト『Rock of Nations with Dave Kinchen』のインタビューの中で、この話について聞かれて、こう答えています。
「アレックスとデイヴとは1年ほど前から、エディ(ヴァン・ヘイレン)とヴァン・ヘイレンのレガシーに真の敬意を表するようなツアーか何かをやろうと話していたんだ」
サトリアーニは、このツアーが大変なものになるだろうと認めていますが、その仕事をこなす準備はできているとも話しています。
「僕にとっては、このようなことをするのは身のすくむようなことだけど、これは僕にとって本当に愛すべき仕事だと思ったし、このようなチャレンジができることをとても光栄に思っているんだ」
サトリアーニは、ニューステッドがツアー計画を明らかにしたことを聞いて驚いたという。
「こうしたことは音楽業界ではいつも起こっていることで、時にはうまくいかないこともあるから、黙っていなければならないんだ。たいてい10個くらいのクレイジーなアイデアが浮上して、ミュージシャンはいつも“これはうまくいかないかもしれないから、何も言わないぞ”って感じなんだ。その人の気持ちを傷つけたくないし、、他のビジネスプランを邪魔したくないからね。だから、ジェイソンがこのことを公表しようとしたことに、僕たちはかなりショックを受けたんだ」
サミー・ヘイガーがツアーに参加することが検討されているかという質問に対して、サトリアーニはヴァン・ヘイレンの全作品を網羅するツアーになることを示唆しました。
「ヴァン・ヘイレンの全時代を代表すると考えると、かなり大変なことなんだ。ギタリストの観点から言うと、エディはプレイヤーとして、また発明家としても目覚ましい進歩を遂げ、この2つのことはデビュー作から最後のアルバムまでずっと一緒だった。実際に演奏してみると、才能だけでなく、ある種の機材が必要なんだ。このアンプで、こういうことができるんだ、ということがわからないと、うまくいかない。それもまた、対処すべきことのひとつなんだよ」。
ニューステッドはツアーの計画はなくなったと発言していましたが、サトリアーニによると、ツアーの計画もまだあるようです。
「とても複雑で、僕が本当に言えることは、もし実現したら、ファンのために史上最高のものにし、偉大なエディ・ヴァン・ヘイレンだけでなく、あのバンドが作ったレガシー、素晴らしい量の音楽、バンドとして作った好意と良い雰囲気を皆で一緒に祝うことになるだろうということだよ」