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ジャズ・ベースのレジェンド、チャーネット・モフェット死去

2022/04/15 12:54掲載
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Charnett Moffett (Image credit: Sharon Crocker)
Charnett Moffett (Image credit: Sharon Crocker)
ジャズ界の重鎮たちと共演し、ソロでも活躍したジャズ・ベースのレジェンド、チャーネット・モフェット(Charnett Moffett)が死去。心臓発作を起こし、4月11日にスタンフォード大学病院で亡くなっています。54歳でした。

モフェットの広報であるリディア・リードマンによると、モフェットは近年、三叉神経痛(顔面神経痛)を患い、この病気で激しい痛みを感じていたため、彼の家族は心臓発作の一因となったのではないかと考えているという。またリードマンは、モフェットは最後の時間を、妻で長年のコラボレーターであるヤナ・ハーゼンと共に過ごしたとも話しています。

モフェットは音楽一家に生まれました。父親のチャーネット・モフェット・シニアは、オーネット・コールマンのドラマーとして活躍したことで知られています。チャーネットという名前は、チャールズとオーネットを縮めたものであるという。

1967年6月10日に生まれたモフェットは、当初ドラムを手にした後、ベースを始めました。ジュリアード音楽院で学んだモフェットは、オーネット・コールマン、ウィントン・マルサリス・クインテット、アート・ブレイキー、マッコイ・タイナー、ハービー・ハンコック、アルトゥーロ・サンドヴァル、ハリー・コニックJr、ベット・ミドラー、ファラオ・サンダース、ディジー・ガレスピー、ソニー・シャーロック、コートニー・パインらと一緒に演奏しました。

モフェットは、ブルーノート・レコードと契約し、1987年の『NetMan』ほかリリースしました。彼はバンドリーダーとして、またサイドマンとして多作でした。

遺族はカリフォルニアで個人的な追悼式を行い、今年の夏以降にニューヨークで彼の人生を祝う会を開く予定です。