Derek Sherinian - Photo: Greg Vorobiov
元
ドリーム・シアター(Dream Theater)で、サンズ・オブ・アポロやブラック・カントリー・コミュニオンでの活躍でも知られるキーボード奏者の
デレク・シェリニアン(Derek Sherinian)。新アルバム『Vortex』を日本で6月29日、海外で7月1日発売。リリース元は日本はソニーミュージック、海外はInside Out Music。
スタジオ・アルバムのリリースは2020年の『The Phoenix』以来。
ドラマーのサイモン・フィリップスが共作と共同プロデュースを担当し、ベースにはトニー・フランクリンを迎えています。
ギターに関しては、スティーヴ・スティーヴンス、ジョー・ボナマッサ、スティーヴ・ルカサー、ザック・ワイルド、サンズ・オブ・アポロのバンドメイトであるロン・“バンブルフット”・サールといった以前一緒に仕事をしたことのある人たちに加え、マイケル・シェンカー、マイク・スターン、ヌーノ・ベッテンコートという新しい仲間も迎えています。
前作『The Phoenix』が完成する前から書き始めていた、ロックにファンク、プログレ、ジャズの要素をブレンドした彼特有のサウンドをベースにした8曲が収録されています。
シェリニアンは、新作についてこう話しています。
「ニューアルバム『Vortex』のリリースを発表できて大変嬉しく思います。サイモンと僕は、いつもリリースするたびに、常に自分たちの力を出し切ろうと努力しているんだけど、その目標が達成できたと確信しているよ。
『Vortex』は『The Phoenix』の続きなんだけど、新しいアルバムの方が作曲がより強力になっていると感じている。モダンな70年代スタイルのフュージョン・レコードと言ってもいいけど、より新しいヘヴィな音を持っているんだ。
ギタリストの選択は、曲作りに反映されるんだ。スティーヴ・スティーヴンスの場合は、一緒に曲を書いたから、彼が演奏するのは自然なことだったんだ。
(ベッテンコートについては)彼の演奏はずっとファンだったし、ようやく一緒にレコーディングできて嬉しい。彼のプレイはヴァン・ヘイレンのようなスウィング感とスワッガーさがあって、僕は大好きなんだ。僕たちは2人とも1966年生まれで、干支で言うと丙午なんだよ。
マイケル・シェンカーは長年にわたって僕のヒーローの一人だった。彼のアルバム『Immortal』での演奏を依頼され、その見返りとして“Die Kobra”での演奏を承諾してくれたんだ。自分の好きなシェンカーの曲にインスパイアされた素晴らしい曲を書きたかったんだ。ザック・ワイルドは曲に素晴らしい追加パートを加えてくれたし、トニー・フランクリンとサイモン・フィリップスはいつも通り素晴らしいサウンドを聴かせてくれたよ」
■『Vortex』
1 The Vortex feat. Steve Stevens
2 Fire Horse feat. Nuno Bettencourt
3 Scorpion
4 Seven Seas feat. Steve Stevens
5 Key Lime Blues feat. Joe Bonamassa, Steve Lukather
6 Die Kobra feat. Michael Schenker, Zakk Wylde
7 Nomad's Land feat. Mike Stern
8 Aurora Australis feat. Bumblefoot