モータウンを支えたセッション・バンド、
ファンク・ブラザーズ(The Funk Brothers)での活躍で知られるギタリストのジョー・メッシーナ(Joe Messina)が死去。モータウン・ミュージアムが発表。サイトSoulTracksによると、デトロイト地域の自宅で亡くなったという。93歳でした。
以下、モータウン・ミュージアムの声明より
「大変残念なことですが、モータウン・ミュージアムは、モータウンのオリジナル・ファンク・ブラザーズの一人であるジョー・メッシーナの訃報をご報告いたします。
ジョーは幼い頃からギターを弾き始め、後にABCテレビスタジオのハウスバンドの奏者となりました。1959年にデトロイトの20グランド・クラブでジョーの演奏を見たベリー・ゴーディは、彼にヒッツビルUSAに来てスタジオAでレコーディングするように頼み、彼のモータウンでのキャリアが正式にスタートしたのです。
レーベルの初期に参加したジョーは、主要なギタリストの一人となり、その才能は、世界的に有名なモータウン・サウンドを発展させ、形成することに貢献しました。
フォー・トップスの「I Can't Help Myself (Sugar Pie Honeybunch)」やテンプテーションズの「Ain't Too Proud to Beg」など、数多くのモータウンのレコーディングでジョーは演奏しています。
特にジョーは、モータウンの多くのヒット曲で聴かれるバックビートをキープすることで知られていました。彼は1972年までモータウンで演奏し続けました。
私たちは、ジョー・メッシーナがモータウン・レコードとモータウン・ミュージアムに多大な貢献をしたことを記憶しています。ファンク・ブラザーズに捧げる『The Magic Behind the Magic』というミュージアム初の企画展示で、最初の楽器として有名なギターを寄贈したのはジョーでした。
ジョーはその後、ファンク・ブラザーズのドキュメンタリー『Standing in the Shadows of Motown』の収録のためにスタジオAで再びレコーディングを行いました。
モータウン・ミュージアムは、メッシーナ一家、そして世界中のジョーの友人やファンに心からの哀悼の意を表します」