Prince and the Revolution / Purple Rain
『パープル・レイン』という名前でワインを販売するブドウ園。
プリンス(Prince)の遺産を管理するエステートは「混同する可能性」があると主張し商標権を取り消すべきだと訴訟を起こしますが、ブドウ園側は「プリンスは酒を飲まなかったのだから、混同はありえない」と反論しています。
オハイオ州のL'uva Bella Wineryが2019年に『パープル・レイン』の商標権を取得したことで、この問題は法的なものになりました。プリンスのエステートは、「混同の可能性」と「関連性の誤った示唆」があると主張し、商標権の取り消しを主張しています。
プリンスのエステートは、プリンスのイメージや、彼と強く結びついている商標『パープル・レイン』など、プリンスが生前に創作した知的財産を保護しています。エステートは「『パープル・レイン』はプリンスの最も有名な曲、アルバム、ツアー、映画などであり、『パープル・レイン』がプリンスを意味することに疑いの余地はない」と主張しています。
プリンスの遺産管理人は、裁判をせずに商標の使用停止を求めていましたが、のL'uva Bella Wineryの弁護士は最近、それに対する新しい主張で反論しています。
「プリンスは酒を飲まなかったのだから、混同はありえない」。
米商標審判部に提出された新たな文書には「プリンスは有名であるだけでなく、アルコールを軽蔑していることでも有名だった」「プリンスはアルコールを嫌う絶対禁酒主義者でした。プリンスは生前、いかなる製品や企業にも名前を貸すことはなく、『パープル・レイン』の名を冠した製品はおろか、いかなる製品も支持、宣伝したことはない。プリンスの信条や見解を知っているプリンスのファンは、アルコールを含む製品をこのアーティストと関連づけることはないだろう」と書かれています。