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キング・クリムゾンの公式ドキュメンタリー映画『In the Court of the Crimson King』 メイキング映像公開

2022/03/18 15:15掲載
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King Crimson
King Crimson
キング・クリムゾン(King Crimson)の新しいオフィシャル・ドキュメンタリー映画『In the Court of the Crimson King』。監督のトビー・アミーズは約1分のメイキング映像を自身のYouTubeチャンネルにて公開しています。またロバート・フリップはこの映画について英ガーディアン紙で話しています。

メイキング映像



映画は、今年後半の一般公開に先立ち、3月18日に米テキサス州オースティンのフェスティバル<SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)>でプレミア上映されます。

本作は、3人のドラマーによる「ダブル・カルテット」と呼ばれるキング・クリムゾンの最新の姿を、2018年と2019年のツアーで追いかけています。ステージ上、バックステージ、移動中のバンドの親密な映像に加え、半世紀以上の歴史の中でバンドに在籍したメンバーのインタビューも含まれています。また、キング・クリムゾンの代表曲のひとつ、「21st Century Schizoid Man」がシーンのアクセントになっています。

ロバート・フリップは、従来のアプローチを拒否し、自分のバンドについてもっと知る機会を与えるようなドキュメンタリーを制作したいと考えていたので、監督のアミーズはクリムゾンのことをあまり知りませんでしたが、フリップはこのことをプラスに感じています。

「私たちは、とても優秀なプロの音楽ドキュメンタリー制作者から、私が何も学べないような、素敵でありきたりなドキュメンタリーを作らないかと打診されていました」と、フリップはガーディアン紙の新しいインタビューで語っています。

アミーズがこのテーマに「全く精通していない」ことを指摘した上で、フリップは「私にとっては理想的なことでした。独自の姿勢を持った独立系映画監督が、おそらく私が知らないであろうキング・クリムゾンの側面を見せてくれるだろうと思ったのです」と話しています。

フリップは「キング・クリムゾンとは何か」を教えてくれることを期待し、また、「ロバート・フリップがキング・クリムゾンだという、とんでもない概念を取り除いてくれる」ことも期待していたとも話しています。

フリップは「トビーがやったことは、キング・クリムゾンの特定の部分を見せることであり、私はそれを感動的で有益なものだと思う」と述べ、「彼はキング・クリムゾンが何であるかを教えてくれるわけではありません」と言っていますが、「最終的には、キング・クリムゾンは、それ自体がひとつの力なのです」と彼は指摘しています。

以下は以前に公開された映像

トレーラー映像