ロシア・バンドShortparis　ウクライナ侵攻を抗議するミュージックビデオ公開

ロシアのエクスペリメンタル・ミュージック・グループ、Shortparisは、ロシアがウクライナに侵攻し始めてから3日後に撮影したというミュージックビデオを公開中。退役軍人の合唱団を招いて撮影されたビデオで、ポーランドなどのメディアは、ロシアによるウクライナ侵攻に抗議するものだと報じています。

この曲は、Shortparisが2021年にリリースしたアルバム『Яблонный Сад』のタイトル曲「Яблонный Сад」で、ビデオでは退役軍人による合唱団をフィーチャーした新ヴァージョンを使用しています。

映像では、雪が降る中、バンドと合唱団が歌っています。彼らが演奏する場所には、多くのリンゴが地面にあります。やがて墓が掘られ、演奏の最後には、退役軍人とバンドメンバーがこの墓にリンゴを投げ入れます。リンゴは今回の軍事侵攻で犠牲になった人々を表しているとも考えられます。

なお、バンドのリードシンガーは数日前、ロシアで抗議行動をしたことで逮捕され、1日刑務所に入っていたとも報じられています。