ZZトップ(ZZ Top)は、2019年のNetflixドキュメンタリー『That Little Ol' Band From Texas』に関連して録音された新アルバム『Raw』を7月22日に発売します。リリース元はShelter Records/BMG。また2022年の米国ツアー日程も発表しています。
ドキュメンタリー『That Little Ol' Band From Texas』(サム・ダン監督)の中で、
ビリー・ギボンズ(Billy Gibbons / Billy F Gibbons)、フランク・ベアード、そして故
ダスティ・ヒル(Dusty Hill)というバンドのクラシック・ラインナップは、テキサス州で最も古くから続くダンスホールであるGruene Hallに集まり、とても親密なセッションを行っています。このパフォーマンスが新アルバム『Raw』の基礎となりました。
このアルバムのタイトルは、楽曲が自由でストレートな方法で録音されたことに由来しています。そのドキュメンタリーに見られるように、バンド・メンバーはほとんどが、お互いの目の届くところで一緒に演奏しています。
プロデューサーはビリー・ギボンズ、エンジニアリングはJake MannとGary Moon、ミキシングはRyan Hewittが担当しました。
このアルバムに収録されている12曲には、デビューアルバムに収録されている「Brown Sugar」「Certified Blues」から、主要ヒット曲「Legs」「Tush」「LaGrange」「Gimme All Your Lovin」、そしてブルース調の「Blue Jean Blues」「Just Got Paid」「I'm Bad」「I'm Nationwide」、アップテンポなハウスロックの「Tube Snake Boogie」「Thunderbird」などを含んでいます。
このアルバムのライナーノーツで、ビリー・ギボンズとフランク・ベアードは本作についてこう説明しています。
「これは、本当の意味で、俺たちのルーツに戻ることだったんだ。何千人もの観客も、売店も、駐車場の社交場も、ツアーバスの列もない、俺たちと音楽だけにね。
俺たち全員が同じ場所に同じ時間にいることが、とても特別な状況であることを俺たちは理解していたし、そして、それは間違いなく素晴らしい時間だったんだ。
まるで、俺らがクライスラーのステーション・ワゴンでツアーを始めた頃、テキサスの黒々とした空の下で、広範囲にわたる公演の間に広大な区間をドライブし、ラジオで初めて自分たちのレコードを聴いた時と同じような素朴さだった。俺たちは兄弟のような絆で結ばれていたんだよ。
“The Dust”(ダスティ・ヒル)は去ったけど、彼はまだ俺らと一緒にいるんだ」
ツアーは5月27日のカリフォルニア州サンディエゴを皮切りに、北米の50都市で開催される予定。ベースは、バンドの長年のギター・テックであり、ヒルが生前に指名していたエルウッド・フランシスが努めます。