HOME > ニュース >

ヨハン・ヨハンソン『DORONE MASS』パフォーマンス映像公開

2022/03/05 20:25掲載

Jóhann Jóhannsson / DRONE MASS

2018年に亡くなったアイスランドの作曲家ヨハン・ヨハンソン（Jóhann Jóhannsson）が「現代のオラトリオ」と呼んだ作品、『DORONE MASS』（ドローン・ミサ）が3月18日にドイツ・グラモフォンからリリースされます。これにあわせ、2015年に米ニューヨークのメトロポリタン美術館で披露した『DORONE MASS』のパフォーマンス映像が公開されています

以下、リリース決定時のインフォメーションより

ヨハンソンと10年の長きにわたってコラボレーションを行ってきたアメリカン・コンテンポラリー・ミュージック・アンサンブル（ACME）の委嘱で、声楽、弦楽四重奏とエレクトロニクスのために作曲され、2015年に初演、その後も度々再演されて絶賛を浴びてきたこの作品が、この度、ACME、そしてシアター・オブ・ヴォイシズによって世界初録音された。

アルヴォ・ペルトやヘンリク・グレツキといった作曲家の瞑想的なミニマル・ミュージック作品と比較されることもある神秘的な作品で、ヨハンソンは「多くの影響とこだわりが凝縮されています」と語っていた『DORONE MASS』。歌詞は、1945年にエジプトで発見されたナグ・ハマディ写本のコプト語による福音書によるもので、謎めいたグノーシス主義的なテキストと、圧倒的な美しさが作品全体のスピリチュアルな雰囲気を高めている。

先行配信となった「Two Is Apocryphal」も、ルネサンス時代のポリフォニー音楽を彷彿とさせる瞑想的な美しいトラックとなっている。

■『DRONE MASS』

1. One Is True
2. Two Is Apocryphal
3. Triptych In Mass
4. To Fold & Remain Dormant
5. The Last Foul Wind I Ever Knew
6. Divine Objects - Pt. 1
7. Divine Objects - Pt. 2
8. The Low Drone Of Circulating Blood, Diminishes With Time
9 Moral Vacuums
10. Take The Night Air
11. The Mountain View, The Majesty Of The Snow-Clad Peaks, From A Place Of Contemplation And Reflection

ヨハン・ヨハンソン（プログラミング）
アメリカン・コンテンポラリー・ミュージック・アンサンブル
シアター・オブ・ヴォイシズ（ポール・ヒリアー指揮）