HOME > ニュース >

リッチー・ブラックモア生誕の建物に史跡案内板 地元議会はまだ生きていると拒否するが、建物の賛同を得て別のプレートが設置される

2022/03/03 14:27掲載
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
Ritchie Blackmore
Ritchie Blackmore
英国では、著名な人物がかつて住んだ家や歴史的な出来事があった場所の多くに、史跡案内板(ブルー・プラーク)が設置されています。イングランド西部の海辺の町ウェストン=スーパー=メアにあるリッチー・ブラックモア(Ritchie Blackmore)が生まれた建物にブルー・プラークを設置するための請願キャンペーンが行われ、2,300人以上の署名を集めて現地の議会に提出されましたが、「リッチーはまだ生きている」ことを理由に却下されました。しかし、リッチーが生まれた建物の賛同を得て、現在、別のプレートが設置されています。

リッチーが生まれた建物はウェストン=スーパー=メアにある介護施設アレンデール・ナーシング・ホームだと言われています。

ブルー・プラークを設置するための請願キャンペーンは、リッチーのファンであるジョン・カドワラダーの呼びかけによって行われました。彼はリッチーに敬意を表してブルー・プラークを設置するよう地元議会を説得するために、支持を集めるために請願を始めました。この請願書は2,300人以上の署名を集め、2021年9月に議会に提出されましたが、議会は「リッチーはまだ生きている」ことを理由に却下しました。

しかし、この話にはハッピーエンドがあります。

ジョン・カドワラダーがGuitar World誌に語ったことによると、「良いニュースがあるんだ。 (彼が生まれた) 介護施設がスポンサーになって、誰でも見られるように正面の壁にプレートを設置してくれたんだよ。彼らは僕にデザインさせてくれたんだ。4月のリッチーの誕生日には、完全な除幕式を行いたいと考えているんだ」。

プレートには、カドワラダーが選んだ、次のような言葉が記されています。

「1945年4月、ロック界のスーパースターであり、ギターの伝説的存在であるリッチー・ブラックモアがここに誕生した。“Smoke on the water / a fire in the sky”」