HOME > ニュース >

デヴィッド・バーンがお気に入りの音楽を紹介するプレイリスト企画 3月のテーマは「南米のコロンビア」

2022/03/02 15:30掲載
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
David Byrne
David Byrne
デヴィッド・バーン(David Byrne)がお気に入りの音楽を毎月テーマを決めて紹介するプレイリスト企画『David Byrne Presents』。3月のテーマは「南米のコロンビア」。

以下、デヴィッド・バーンの説明より

「コロンビアには驚くほど多様な音楽があります。このプレイリストでは、主にオルタナティヴ・ロック、数十年前からのポップス、そしてルーツや民族的なグルーヴやスタイルを取り入れたアーティストに限定しています。

何ヶ月か前のプレイリストでは、コロンビアに関連するダンス・グルーヴで、メキシコからテキサスまでカリブ海全域で受け入れられているクンビアだけに焦点を当てました。クンビアのゆったりとしたビートのほかに、バジェナートという小さなアコーディオンを使ったスタイルがあり、これがハーモニック・パルスを多く提供しています。でも、さっきも言ったように、コロンビアは広いんです。熱帯の港があり、アマゾンのジャングルがあり、牧場があり、大都市がある。パレンケスにはアフリカのリズムが残っていて、それは逃亡した奴隷の集落で、なんとか自分たちの文化を維持しているんだ。

数年前、僕は、かつて世界で最も豊かな都市のひとつであったカリブ海の港町、カルタヘナからそれほど遠くない内陸にある旧パレンケを訪ねたことがある。この街はかつて、新大陸で採掘される金と、そこに連れてこられる奴隷の拠点だった。ボゴタを拠点とするBloqueのようなグループは、数年前にLuaka Bopに出演したけど、そうしたリズムが曲に取り入れられているものもあります。

北の国の人々はシャキーラ(Hips Don't Liesはここに含まれません)には馴染みがあるでしょうが、Carlos Vivesについてはご存知でしょうか?彼は元バラード歌手で、テレノベラのスターだったけど、その世界から離れ、フォークロアやポピュラーなグルーヴとロックやポップを融合させた音楽の世界で成功を収め始めたんだ。

さあ召し上がれ」