憧れの有名人に会うのは緊張するものです。
ガンズ・アンド・ローゼズ(Guns N' Roses)の
スラッシュ(Slash)は、自身にとってのギター・ヒーローである
ジミー・ペイジ(Jimmy Page)と
ブライアン・メイ(Brian May)が観ている中でライヴを行ったことを振り返り、「今までで一番緊張したライヴのひとつだった」と話し、あまりに緊張してぎこちない態度を取って2人を困らせてしまったのではないかと、米ラジオ局95.5 KLOSの番組に出演した際、話しています。
これは、2005年頃、
ヴェルヴェット・リヴォルヴァー(Velvet Revolver)の一員として英国をツアーしていた時でした。
憧れの有名人に出会ったとき、冷静でいることが大切です。しかし、スラッシュは、それが必ずしも簡単ではないことを経験から知っていると言っています。
「俺はおそらく、普通の人と同じくらい、いや、それ以上かもしれないが、スターに魅せられてしまうのだよ。とにかく冷静になければならない。冷静さを保って、その人が自分に与えた影響が大きいことをすぐに伝えて、不愉快な思いをさせないようにしなければならない。だって、不安させてしまうと思うから。俺はどう反応していいかわからないんだよ」
「ハマースミスでライヴをやっていたんだ。そこにジミー・ペイジとブライアン・メイが現れたんだよ。本当に落ち着かない感じだった(笑)。彼らは素敵な人たちで、本当に、地に足の着いた人たちだった。彼らに会えて本当に嬉しかったし、彼らがとても思いやりのある人だってこともわかった。でも、今までで一番緊張したライヴの一つだったということは、決して忘れないよ」
ペイジはライヴ開催前にスラッシュのツアー・バスを訪れたそうで、その時、スラッシュは眠っていたという。その後、本番直前にバックステージでメイに遭遇し、そして、2人はステージの脇でスラッシュのライヴを観ていました。
「だから(緊張状態は)丸一日だったんだよ」とスラッシュは笑って話しています。