サバトン(Sabaton)のヴォーカリストである
ヨアキム・ブローデン(Joakim Brodén)は、
モーターヘッド(Motörhead)の
レミー・キルミスター(Lemmy Kilmister)がロックスターとしての心得をグラス1杯のウイスキーで教えてくれたと、ドイツのMetal Hammer誌のインタビューの中で語っています。
「初めて彼に会ったのは、2005年か2003年のスウェーデン・ロック・フェスティバルだったよ。僕はバックステージのバーに立っていて、彼が来るのが見えたんだ。
彼は近づいてきて、飲み物を注文しようとしていた。彼がメーカーズマークのウイスキーが好きなことは知っていたんだ。彼はジャックダニエルが好きで、いつもそれを飲んでいるけど、メーカーズマークも好きだったんだよ。僕がダブルを注文したら、バーテンダーは(レミーに)“これは彼からです”と言ってくれたんだ。それで彼がやってきて、しばらく話をしたんだよ。
彼は、アーティストとしての心得を教えてくれた。相手のことを知らなくても、とても親切で礼儀正しく接するということだったんだ。
僕たちはその間、お酒を飲んで過ごしていた。僕は彼に“こんなところでずっと一緒にいなくてもいいよ”と言ったら彼は“素敵なことだと思うんだ。君は美味しいウイスキーをおごってくれた。俺は楽しい時間を過ごしているよ”と言った。僕は彼に“どういうこと?”と聞くと、彼は“君が買ってくれたウイスキーを、こうやって君と一緒に飲むことができる。断ってもいいんだよ”と言っていた。とても紳士的な言葉だった。その後、僕は“もし僕が嫌な奴だったらどうなるの?”と聞くと、彼は“ウイスキーを早く飲むのさ”と言っていたよ(笑)」