Nick Lowe / Wireless World
長らく存在が噂されていましたが、実際には目撃されていなかった
ニック・ロウ(Nick Lowe)のアルバム『Wireless World』がついにリリースされます。
ニック・ロウの1stソロ・アルバム『Jesus of Cool』は、米国では『Pure Pop for Now People』とタイトルを変えて発売されました。これはアメリカでの発売元だったColumbia が“Jesus”という単語を使用するのに難色を示したための改題でした。
ニックと、スティッフ・レコードの創設者であるジェイク・リビエラは、このアルバムが2つのタイトルを持つことで混乱を招くことを気に入っていました。しかし、彼らは“なぜ2つのタイトルで終わるのか”と考えました。ジェイクとニックは、取材に来たメディアごとに異なるアルバム・タイトルを伝えることにより、情報を混乱させて、それが話題となり、ひいてはプロモーションに繋がると考えて、『Jesus of Cool』『Pure Pop for Now People』に続く第三のタイトルとして『Wireless World』を考えました。その結果、『Wireless World』は、ある新聞社が読者に独占公開してしまいました。
その報道から40年以上を経て『Wireless World』が初めてアナログレコード化されることが決定。『Wireless World』は、『Jesus of Cool』『Pure Pop for Now People』の両アルバムのトラックを組み合わせたもので、カラーヴァイナル(TRANSPARENT GREEN WITH BLACK SWIRL VINYL)仕様です。今回の発売のためにリマスターされています。
今年のレコード・ストア・デイの一環として4月23日に発売されます。日本盤も予定されており、MSIからタワー・レコード限定で販売されます。
■『Wireless World』
Side 1
1. ミュージック・フォー・マネー
Music for Money
2. ブレイキング・グラス
I Love the Sound of Breaking Glass
3. リトル・ヒットラー
Little Hitler
4. シェイク・アンド・ポップ
Shake and Pop
5. トゥナイト
Tonight
6. ソー・イット・ゴーズ
So It Goes
7. ノー・リーズン
No Reason
Side 2
1. 36インチ・ハイ
36 Inches High
2. マリー学寮長
Marie Provost
3. ナッテッド・バイ・リアリティ
Nutted by Reality
4. ハート・オブ・ザ・シティ (Live)
Heart of the City (Live)
5. ゼイ・コールド・イット・ロック
They Called It Rock
6. 愛しのベイ・シティ・ローラーズ・ショー
Rollers Show
7. ハート・オブ・ザ・シティ (Studio Version)
Heart of the City (Studio Version)