フリートウッド・マック(Fleetwood Mac)の
ミック・フリートウッド(Mick Fleetwood)は、自分が長年にわたり、バンドに十分な貢献をしていないと感じていたという。しかし、今では、バンドをまとめて維持することが最も重要な貢献であったと理解しているそうです。
フリートウッド・マックは、バンドが終わってもおかしくないような瞬間がたくさんありましたし、何年にもわたって、たくさんのプレーヤーが現れたり消えたりしてきました。しかし、ミックとジョン・マクヴィーは、フリートウッド・マックを存続させるために粘り強く活動してきました。
Apple Music 1のラジオ番組(ホスト:Zane Lowe)のインタビュー中で、ミックはバンドのソングライターたちを見て、あまり多くの曲を書いていない自分はバンドに何をもたらしているのだろうと考えたことがあると認めています。
ミックは「自分が何に貢献しているのかよくわからなかったが、今はわかる」と話し、自分の役割を「パニックや不安の中で、これが止まらないように、ある種の形を保つこと」と表現しています。
才能あるソングライターたちを集めたのは誰か? 誰が彼らをまとめ上げたのか? 誰がそのビジョンを実現させたのか? ミックは、フリートウッド・マックが長く続いたのは、バンドを止めたら自分はどうなってしまうのかという不安があったからかもしれないとも話しています。
ミックは名盤『Rumors』を生み出した感情的な痛みにメンバーが耐えている間、バンドが「セーフハーバー(安全港)」のように感じられるように努めたという。「疑心暗鬼になっている周りの人たちに、僕は“崩壊しないよ”と言っていた。そして、まったく別のシナリオが起こり、それが旅の始まりとなり、この作品群が生み出す波となったんだ」