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英国の猿園、絶滅危惧種のサルたちの恋を盛り上げるためにマーヴィン・ゲイに扮したシンガーがライヴパフォーマンスを披露

2022/02/09 12:22掲載
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Dave Largie & Monkeys - Trentham Monkey Forest
Dave Largie & Monkeys - Trentham Monkey Forest
英国の猿園では、絶滅危惧種のサルたちの恋を盛り上げるために、ラヴ・ソングの伝説的存在であるマーヴィン・ゲイ(Marvin Gaye)に扮したシンガーがライヴ・パフォーマンスを披露しました。

この猿園は、イングランドのティッテンソーにあるトレンサム・モンキー・フォレスト。対象となったのは絶滅危惧種のサル「バーバリーマカク」で、ちょうど発情期を迎えており、マーヴィン・ゲイのモノマネをするシンガーであるデイヴ・ラーギーを迎えて行われたとのこと。

以下、同園の説明より

「種の保護のためには、新たな仲間を増やすことが非常に重要であるため、特別ゲストのデイヴ・ラーギーがこの愛すべき森に招かれ、史上最も有名なラヴ・ソングで霊長類たちにセレナーデを聴かせ、サルたちの“ヤる気”を刺激しました。

経験豊富なラヴソングの第一人者であるデイヴは、サルたちに混じってマーヴィン・ゲイの名曲を何曲か歌い、サルたちはとてもリラックスしていて、愛に溢れているようでした。

パフォーマンス中には、毛づくろいをしたり、歯を鳴らしたりと、典型的なバーバリーマカクの“ラヴラヴ”な行動が見られました。もしかしたら何かあるかもしれません。もしかしたら、夏には公園に記録的な数の赤ちゃんが誕生するかもしれません!

園長のマット・ロヴァットは次のように述べています。

“猿たちがマーヴィン・ゲイの歌を聴いているなんて、誰が想像したでしょうか?

私たちは、恋愛に恵まれていないオスに対して、メスが少しでも愛情を示すことを促すクリエイティブな方法があるのではないかと考えました。シーズン中のメスは複数のオスと交尾するため、毛むくじゃらの住人たちの間で父性が確立されることはありません。バーバリーマカクは絶滅危惧種に指定されているため、それぞれの出産は種にとって重要です。

出産シーズンは毎年晩春から初夏にかけてで、マーヴィンが魔法をかけてくれて、新しい赤ちゃんを迎えられるといいですね”」

当日の映像あり