John Mellencamp and Bob Dylan
ジョン・メレンキャンプ(John Mellencamp)は、
ボブ・ディラン(Bob Dylan)の友人であり、尊敬もしていますが、ある時、ディランに「もう電話をかけないで」と言わなければなりませんでした。
ディランは新曲の制作中、歌詞の感想を求めて、メレンキャンプに頻繁に電話をかけていたそうです。しかし、ディランの時間はメレンキャンプの時間とは相容れないものであり、さらに、ディランの言葉にメレンキャンプが付け加えることはほとんどありませんでした。
メレンキャンプは米ビルボード誌のインタビューの中で、こう話しています。
「ボブ・ディランはよく夜中に電話をかけてきて、新作のために取り組んでいる自分の歌詞を読んでくれたんだ」
「僕は、とうとう彼に“ボブ、僕に電話するのをやめてくれないか、僕は何も言うつもりはないんだよ。僕は君のすること全てが好きなので、良い相談相手にはなれないよ。こういうことを聞けるのは嬉しいけど、僕はそんなに良い相談相手ではないんだ”と言ったんだ」
ボブ・ディランやブルース・スプリングスティーンは最近、自身の楽曲の権利を売却しましたが、メレンキャンプは同じインタビューの中で、いつか自分も同じことをするかもしれないと言っています。彼は、楽曲の管理は簡単な仕事ではなく、有名なミュージシャンの子供たちの多くが、この役割に頭を悩ませていると述べています。
「自分の子供に負担をかけるのは大変なことだし、彼らがそのような (販売) ことができるのは、とても幸運なことだと思うよ。ある時期、ロックバンドであることの“正当性”が重要視されていたけど、今ではそれがあまり意味のないことのようになってきている。これらの曲がこれほど長く存在し、このような価値があるなんて誰が考えただろうか?僕はそう思っていなかった」