スティーヴ・ヴァイ(Steve Vai)はピザ作りで怪我をして2022年のツアーを延期することになったと話しています。
ヴァイは、2020年12月に右腕の腱を修復するために肩の手術を受けました。その手術は成功し、新アルバム『Inviolate』のレコーディングが可能になりましたが、このアルバムを引っ提げて行う予定だった全米ツアーの準備中に、新たな怪我が判明し、再度の手術が必要となったため、予定通りのスケジュールでツアーを行うことができなくなりました。
ヴァイは、SiriusXMの『Trunk Nation With Eddie Trunk』に出演した際、近年抱えていた健康問題について説明しました。
「約1年前の12月に肩の手術をしたんだ。僕は普段からとても健康な人間だけど、50年間ギターを弾いて酷使されてきたせいで、肩の調子が悪くなり、検査を受けなければならなくなったんだ。そして、素晴らしい手術を受けて治ったんだ」
しかし、ヴァイはさらに、「本当にバカげた」怪我のために、2022年のツアー計画を延期せざるを得なくなったと述べています。
「パンデミックを乗り越えてレコーディングをした。手術もすぐに治って、アルバムを録音することができた。でも、夏の間に本当にバカなことをしてしまったんだ(笑)。クレイジーだよ。僕はピザ窯を持っているんだけど、ピザを窯に入れていたら、生地が小さな皿にくっついてしまい、それを引っ張るために強く引っ張らなければならず、別の(腱)を切ってしまったんだ。
ツアーを乗り切れると思っていたんだけど、ツアーは大規模なものを計画していたんだ。僕はツアーに出たくてたまらなかったからね。世界中で250の公演を行う予定で、それには1年半ほどかかる。準備を始めてみると、どうしようもないことが明らかになった。医者からは“悪くなるばかりで、あなたにできることは何もありません。1年半のツアーに出る前に治しておかないと大変なことになりますよ”と言われた(笑)。だから僕は“わかりました”と答えたんだ」
1月に予定されていたヴァイの北米ツアーは、9月にスタートする予定です。