映画『ロード・オブ・ザ・リング』の音楽が大好きなメタルギタリスト　“全音楽をメタル・ヴァージョンにしてみた”映像公開

映画『ロード・オブ・ザ・リング』3部作の音楽が大好きなメタル・ギタリスト／ユーチューバーのブラッドリー・ホール。誰かがこの映画の音楽の完全なメタル・ヴァージョンを作ってくれることを願っていましたが、残念ながらその日は来なかったので、彼は自分でやることを決意。1作目のエクステンデッド版（約208分）の音楽をすべてメタル化して、自身のYouTubeチャンネルで公開しています。ブラッドリーによると、全編を1つの巨大なメタルソングとして制作したそうです。映画『ロード・オブ・ザ・リング』を同時再生しながらご覧になると、より楽しめます。

ブラッドリーは、このプロジェクトを行った動機について次のように語っています。

「2001年に初めて聴いて以来、ハワード・ショアが手がけた伝説的な映画『ロード・オブ・ザ・リング』3部作の音楽に魅了されてきました。

それはとても壮大で、荘厳で、神秘的で...そして、とても素晴らしいメタルでした。いつの日か、誰かが映画の完全なメタル・ヴァージョンを作ってくれることを願っていましたが、残念ながらその日は来ませんでした。そこで、パンデミックによる数ヶ月間の退屈・不満・狂気の集大成として、ついに自分でやってみようと勇気を出しました。

数ヶ月後、僕は誇りを持って『ロード・オブ・ザ・リング』の全曲を発表します。『ロード・オブ・ザ・リング』の全編を1つの巨大なメタルソングとして発表します」

またブラッドリーは、どのように制作したのかも語っています。

「Blu-rayの5.1chサラウンド版をReaperに取り込んで、オーディオトラックを別々のチャンネルに分割しました。台詞の大部分は1つのチャンネルに入っているので、それを消せば、映画のほぼインストゥルメンタルなヴァージョンが残ります。次に、映画の音声全体をグリッドにテンポマッピングし、その上にドラムをプログラミングできるようにするしたのですが、これが大変でした。テンポマッピングが完了すると、あとはドラムとギターを並べるだけ。幸いなことに、参考となるオーケストラスコアがあったので、作業のスピードが格段に上がりました」