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ヴァン・ヘイレン(Van Halen)の
マイケル・アンソニー(Michael Anthony)は、ヴァン・ヘイレンがプロデューサーを起用せずに、完全に自分たちだけで曲を作っていたら、彼らの楽曲は「1曲が10分くらいになっていただろう」と語り、プロデューサー、特に初期のテッド・テンプルマンの貢献について、出演したYouTube番組(ホスト:ジェレミー・ホワイト)で語っています。
ヴァン・ヘイレンは、初めてスタジオに入ったとき、ライヴの興奮をテープに収めるという大変な作業を強いられていました。バンドの楽曲はほぼ完成されていましたが、削るべき部分がありました。
アンソニーは、曲のアレンジに関して、テンプルマンがバンドに「木を見て森を見ず」の精神を与えてくれたと語っています。
「プロデューサーたちは、いろいろと提案をしてくれる。特に初期のテッド・テンプルマンはね。僕たちが完全に自分たちだけでやっていたら、1曲が10分くらいになっていただろうね。
どの曲も長いギターのイントロから始まっていた。僕たちが持っていたすべての曲がそうだったんだ。その後、長いインストゥルメンタルがあって、それからヴォーカルが入ってきていたんだ。(テンプルマンは)“いや、いや、いや、みんな。この部分をもう少し短くして、すぐにヴォーカルなどに入ろう”という感じだった。
このパートをここに入れてみたらどうだろうなどと、組み立てを手伝ってくれたよ。誰もが“こういうことをやってみたらだろう”と、音楽的な提案をしてくれた。でも、誰も僕たちを誘導しようとはしなかった。いつも僕たちに任せてくれたんだ」