ポリス(The Police)の
アンディ・サマーズ(Andy Summers)は、英デイリー・テレグラフ紙のインタビューの中で、これまでに買った最高のものは何かと聞かれ、「ポリスに参加したときに持っていたフェンダー・テレキャスターだね」「もし誰かがそれを買いたいなら100万ドルはするだろうけど、売るのは自分の魂を差し出すようなものだよ」と答えています。また、ポリスの再結成ツアーやヒット曲でいくら稼いだかについても話しています。
サマーズはこのフェンダー・テレキャスターについて「このギターは象徴的なものとなって、僕のギターとして絶対的に認識された。ロサンゼルスの子供から200ドルで買ったハイブリッド・テレキャスターなんだ」と話しています。
このギターを手放すことは考えられませんが、自慢のエレキギターを買った当時の彼は、億万長者からは程遠い存在でした。
ポリスを結成する前に、大学生としてロサンゼルスに滞在していたサマーズは、月に40ドルほどの生活費で苦労していたという。
「家賃が払えなくて、ロサンゼルスのあちこちを転々としていたんだ。僕はここで何をしているんだろうと考えたよ。麻薬を吸って、うろついていたわけではない。一生懸命勉強し、学位を取ろうと努力し、1日10時間クラシックギターを弾いていた。でも、その時期が終わってもお金がなかったので、僕は目を覚まして、イギリスに戻って、すぐにポリスに加わったんだ」
テレグラフ紙のインタビューでは、これまでにポリスのライヴで最も稼いだ金額についても聞かれています。
「2007年の再結成ツアーは、僕たち全員にとって大きな収穫だったし、信じられないくらい、今までで一番稼いだんだ。世界中のスタジアムを完売させたからね。
言いたくないんだけど、いや、言うのは嫌いではないんだけど、あの再結成ツアーの間、僕は世界で最も高給取りのギタリストだったと思うよ。一晩で100万ドルくらいもらっていて、150晩やったんだ。誰かがその仕事をしなければならない」
万が一、お金が減るようなことがあっても、彼はヒット曲に頼ることができ、特に「Every Breathe You Take」は頼りになるようです。
サマーズは「アメリカのラジオ史上、最も多くの再生回数を記録した曲だ。僕たちがこの曲でどれだけ稼いだかというと、ゼロがいくつも並んでいて、それは今もまだ続いている。決して終わることはない。このようなことを実現させたバンドは5つほどしかない。僕たち、ビートルズ、ローリング・ストーンズ、そして、確かではないけど、ザ・フー、ピンク・フロイドだよ」