レバノン初の女性だけのメタル・バンド、Slave to Sirens。5人の若い女性たちが、友情、セクシュアリティ、国の破滅と闘いながら、スラッシュメタルのロックスターになることを目指す姿を追ったドキュメンタリー映画『Siren』。ティーザー映像が公開されています。
この映画は、1月23日に<サンダンス映画祭>にてワールドプレミアが行われます。
本作の概要は、以下の通り。
「ベイルート郊外に住むLilasとバンドメンバーのShery、Maya、Alma、Tatyanaは大きな夢を持っていたが、チャンスはほとんどなかった。イギリスの音楽祭への出演が、彼らが期待していたような人生の転機とはならなかったため、Lilasは崩壊寸前のレバノンに帰ってくる。それと同時に、同じギタリストのSheryとの複雑な友情にも亀裂が入り始める。バンドの将来、国の将来、そして自分の夢のすべてが危うくなったとき、Lilasは岐路に立たされる。バンドのためだけでなく、レバノンという中東の複雑な地域で自分自身を定義しようと奮闘する若い女性として、彼女はどのようなリーダーになるかを決めなければならなかった」
監督はロサンゼルスを拠点とするモロッコ系アメリカ人のドキュメンタリー作家Rita Baghdadi。初のドキュメンタリー『My Country No More』が<Big Sky Documentary Film Festival>で最優秀作品賞を受賞し、2作目の『City Rising』は<ロサンゼルス地域エミー賞>の社会問題映画賞を受賞しています。
監督は本作で、中東の画期的なメタル・バンドにレンズを向け、重要な転換期にある女性アーティスト(そして文化)を捉えようとしています。
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