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「ブラック・サバス名義の新曲はサバスのオリジナルメンバーでなければならない」取り決めのためトニー・マーティン+トニー・アイオミの新曲は頓挫

2022/01/14 17:49掲載
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1990s Sabbath: Tony Martin, Cozy Powell, Tony Iommi
1990s Sabbath: Tony Martin, Cozy Powell, Tony Iommi
ブラック・サバス(Black Sabbath)トニー・マーティン(Tony Martin)トニー・アイオミ(Tony Iommi)から聞いた話によると「ブラック・サバス名義の新曲をリリースするには、サバスのオリジナル・メンバーでなければならないという取り決めがサバス・メンバーの間にある」という。そのため、アイオミにはマーティンを迎えて新曲を録音する計画もあったそうですが、頓挫したようです。

マーティンは、カナダのThe Metal Voice誌のインタビューで、自分が在籍していた時代のブラック・サバスのアルバムが再発される可能性について、次のように述べています

「ブラック・サバスには、かつてジェフ・ニコルズという人がいて、彼はキーボードプレイヤーだったんだけど、4年前に亡くなったんだ。

ジェフ・ニコルズの葬儀に参列したときに、トニー・アイオミに偶然会ったんだけど、彼は“君に聴かせたい曲がたくさんあるんだ。一緒に集まって、新しい曲を作れるかどうか確認しなければならない。そうしたら、トニー・マーティン時代のアルバムをリイシューできるかもしれない”と言っていた。僕は“それはいいね、オーケー。何でもいいよ”と言った。その後、何ヶ月も電話がつながらなくなってしまったので、彼に電話をかけてみると、“家に来て、話をしよう”と言われた。それで彼の家に行ったら、“できない”と言われたんだ。僕は“えっ?”と言うと、彼は“できないんだ”言った。

彼は、サバス・メンバーとの間で、サバス名義で何か(新曲)をリリースするには、サバスのオリジナル・メンバーでなければならないという取り決めがあるからだと言っていた。他の人はサバスの名前で何かを録音することはできないんだ。.... 彼が言ったのは、僕たちができるのはアルバムのリイシューだということ。僕たちはそれに何も加えることはできない。だから、もし彼がその気になれば、トニー・マーティン時代のアルバムは、他の人が所有している『Eternal Idol』を除いて、復刻されることになると思うよ。『Forbidden』はおそらくリミックスされているかもしれないけど、僕はそのままでもいいと思う...(追加できるのは)当時すでに録音されていたものだけだよ」

マーティンによると、彼の個人的なコレクションの中には、彼の時代のサバスのアルバムに収録するのに最適な音源がすでにたくさん見つかっているそうです。

「何百本ものテープがあるんだ。ソングライティング・セッションのものだよ。中にはエディ・ヴァン・ヘイレンが“Cross Purposes” を書いていたときのテープもある。それをトニーに送ったんだ。それがなぜかYouTubeにアップされていた。僕はそれがどうやって出たのか分からない。でも、そういうものがいろいろとあるんだ。僕は、そういうものを使ってアルバムをリイシューするのだと思っていたけど、僕にはさっぱりわからないよ。君の方が詳しいかもしれないね」