HOME > ニュース >

ラッシュ アレックス・ライフソンの新プロジェクトEnvy of None デビューアルバム詳細発表 ニール・パートに捧げた曲も収録

2022/01/13 12:09掲載
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
Envy of None
Envy of None
ラッシュ(Rush)のギタリスト、アレックス・ライフソン(Alex Lifeson)の新しいプロジェクト、Envy of None。デビューアルバム『Envy of None』には、ライフソンが友人でありラッシュの元バンドメイトである故ニール・パート(Neil Peart)へのトリビュートとして書き下ろした楽曲「Western Sunset」も収録されます。この曲はアルバムのエンディング曲です。

ライフソンはこの曲について、プレスリリースでこう話しています。

「ニールが病気のときに見舞いに行ったんだ。彼のバルコニーで夕日を見ていたら、インスピレーションが湧いてきたんだよ。夕日には終末感があって、それが僕の中にずっと残っていたんだ。それには意味があった。さまざまなテクスチャーを使った後の気分転換には最適だったよ...本を閉じるのにふさわしい方法だよ」

デビューアルバム『Envy of None』は海外で4月8日発売。限定版のデラックス・ヴァージョンには、5曲入りのボーナスCDと28ページのブックレットが付いています。リリース元はKscop。

Envy of Noneは、ライフソン、コニー・ハッチ(Coney Hatch)のベーシストであるアンディ・カラン(Any Curran)、ギタリストのアルフィオ・アニバリーニ(Alfio Annibalini)、ヴォーカリストのマイア・ウィン(Maiah Wynne)で構成されています。

このプロジェクトでは、ライフソンとバンドは、より多くのエレクトロニック・サウンドを追求したダークなロックを展開しています。ライフソンはアルバムでは「オルタナティブ、エクスペリメンタル、シンセサイザー・ロックの様々な要素が盛り込まれている」と述べ、プレスリリースには「ライフソン自身は、自分を有名にしたバンドとの共通点がほとんどないことを誇りに思っています」と書かれています。

この新しいプロジェクトでは、マイア・ウィンの声が彼の「ミューズ」になったとライフソンは説明しています。

「“Liar”や“Look Inside”といった曲では、彼女のメロディセンスによって、全く新しい優美なものをもたらすことができたんだよ。“Never Said I Love You”で彼女の歌声を聴いたあと、僕はとても興奮したよ。他のミュージシャンと一緒に仕事をして、こんなにインスピレーションを得たことはない。彼女が特別だと言うのは、彼女が本当に特別だからなんだ」

アルバムの収録曲についてマイア・ウィンは「これらの曲で好きなことのひとつは、その親密さね。そのおかげで、今までとは違う、より正直な感じがするのよ。“Enemy”のようなヘヴィな曲もあるし、“Kabul Blues”のような曲もあって、他とは全く違うサウンドになっているわよ」と語っています。

このアルバムから新曲「Liar」のリリックビデオが公開されています

■『Envy of None』

1. Never Said I Love You
2. Shadow
3. Look Inside
4. Liar
5. Spy House
6. Dog`s Life
7. Kabul Blues
8. Old Strings
9. Dumb
10. Enemy
11. Western Sunset

- BONUS DISC -
1 Shadow (Remix)
2 Kabul Blues (Instrumental)
3 Spy House (Instrumental)
4 You'll Be Sorry
5 Lethe River