「ディープ・パープルとの2枚目のアルバムには、俺の曲“This Time Around”が収録されている。俺は、この曲と歌詞の内容をとても誇りに思っているよ。今でも、この曲を聴いたり演奏したりすると感動する。ある晩、ジョン・ロードと一緒にこの曲を録音したことを覚えているよ。スタジオには俺たち二人しかいなかったが、テープが回って、魔法のようなパフォーマンスを録音できたことを嬉しく思っているんだ。
「トニー(アイオミ)と一緒にスタジオに行って、彼がこの曲のデモを聞かせてくれたんだ。この曲は、アルバムの中で俺が最初に歌った曲だ。コントロール・デスクで歌詞を書いて、そのままレコーディングしたんだ。このアルバムでは3曲しか歌わないことになっていたんだけど、“No Stranger To Love”を聴いたトニーから残りの曲も歌ってほしいと頼まれたんだ」
「ビリー(ビル・ドラモンド)とジミー(コーティ)はトラピーズの大ファンで、彼らから連絡があって、彼らの曲“What Time Is Love?”でコラボレーションしてほしいと依頼してきたんだ。ポップな曲なので、俺にとっては新境地となり、より新しい若い観客を獲得することができた。彼らとのレコーディングはとても楽しかったし、パインウッド・スタジオで撮影した船上のビデオ・クリップは圧巻だったよ」
■John Norum - Face The Truth
「1991年11月にロサンゼルスでレコーディングした。(ヨーロッパのギタリストである)ジョン・ノーラムは、俺がスウェーデンに住んでいたときに知り合ったとても親しい友人なんだ。彼はアルバムを制作していて、俺に歌ってほしいと頼んできたんだ。アルバムの歌詞はすべて俺が書いたよ。ジョンは愛すべき友人であり、優しい人間でもあるので、一緒にレコーディングに参加できて楽しかった。“Face The Truth”は、一緒にレコーディングした最初の曲だ」
「“Like No Other”は、アルバム『Holy Ground』のためにレコーディングしたものだ。この曲はプリプロダクション中にフランスで書いたもので、マイクを使って書いた。音楽はほぼ完成していて、スクラッチ・ボーカルを入れている間、俺は“You're like no other, can you feel my bassline(あなたは他の誰にも似ていない、俺のベースラインを感じてくれ)”と繰り返し言っていた。それは完全に筋が通っていた。
この曲は俺たちのライヴでの人気曲だ。“You're Like No Other”を歌っているときの観客の参加が大好きなんだ。俺たちのライヴでは、セットの中で最も重要な部分となっている」