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米国 1926年の作品がパブリックドメインに 『クマのプーさん』/『日はまた昇る』/ジャズスタンダード/バスター・キートン映画等

2022/01/02 18:27掲載(Last Update:2023/01/03 14:52)
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January 1, 2022 is Public Domain Day - Center for the Study of the Public Domain
January 1, 2022 is Public Domain Day - Center for the Study of the Public Domain
米国では、1926年に米国で発行された著作物が2022年1月1日からパブリックドメイン(著作権の保護期間が終了した著作物)となっています。

米国では1998年に米国著作権法が改正され、それまで“発表後75年”に定められていた著作権保護期間が“発表後95年”に延期。今回パブリックドメインとなった作品は、もともと2002年にパブリックドメインになる予定でしたが、20年延期され、2022年1月1日からパブリックドメインとなっています。

米デューク大学パブリックドメイン研究センターは、新たにパブリックドメインに登録された著作物(文学、映画、音楽作品)を紹介しています。

同センターによると、今年はA・A・ミルンの児童小説『クマのプーさん』、アーネスト・ヘミングウェイの小説『日はまた昇る』、ウィリアム・フォークナーの最初の小説『兵士の報酬』、ラングストン・ヒューズの詩集『おんぼろブルース』、アガサ・クリスティの小説『アクロイド殺し』などの本があります。

また、バスター・キートン出演の『拳闘屋キートン』、ハロルド・ロイド出演の『ロイドの福の神』、グレタ・ガルボ出演の『明眸罪あり』などの無声映画もあります。

さらに、「Bye Bye Black Bird」などのジャズのスタンダード曲や、ジョージ・ガーシュウィンとアイラ・ガーシュウィンがミュージカル『オー・ケイ』のために書いた「Someone To Watch Over Me」などのブロードウェイの名曲などもあります。また同センターは2022年には、1923年以前に録音された推定40万枚のサウンド・レコーディングもパブリックドメインになるとも報告しています。

詳細は以下のURLのページでご覧になれます。
https://web.law.duke.edu/cspd/publicdomainday/2022/