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パティ・スミス、ニューヨーク市から同市に貢献した人に贈られる「市の鍵」を受け取る 式典で演奏

2021/12/28 11:21掲載
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Mayor Bill de Blasio and Patti Smith
Mayor Bill de Blasio and Patti Smith
パティ・スミス(Patti Smith)は、ニューヨーク市のビル・デブラシオ市長から、同市に貢献した人らに贈られる「ニューヨーク市の鍵」を受け取っています。スミスは式典で、この名誉が自分にとってどのような意味を持つのか、また、この街と自分の歴史についてスピーチしています。

スミスはスピーチの中で、1967年にニューヨークに移り住み、書店で働き始め、1970年代にはニューヨークのパンク・ムーブメントの中心人物となり、「パンクの詩人」や「パンクのゴッドマザー」と呼ばれるようになったことを語りました。

1979年にはデトロイトに移り、MC5のフレッド・"ソニック"・スミスと結婚しますが、1994年にフレッドが亡くなった後は、子どもたちと一緒にニューヨークに戻っています。それは彼女の人生で、おそらくもっともつらい時期でしたが、ニューヨーク市は彼女を受け入れ、再構築とアーティストとしての進化を続けるための新たなチャンスを与えてくれたとスミスは語っています。

スミスのスピーチは、ニューヨークが彼女に与えてくれたものを中心に展開され、また彼女は「ニューヨークに私の鍵を与えることができたらいいのに」とも述べています。さらにスミスは、ニューヨークの歴史や建築物を守ることなどについても語っています。

式典では長年のコラボレーターであるギタリストのレニー・ケイ(Lenny Kaye)も駆けつけ、「Ghost Dance」を一緒に披露しています。

デブラシオ市長は、「これは私にとって特別な喜びであり、名誉なことです。1970年代から1980年代に成人した私たちにとって、世の中には多くの声、多くのアーティスト、多くのミュージシャンがいましたが、でもパティ・スミスのような人は彼女一人しかいませんでした。私にとってパティ・スミスは、他の多くの場所では見つけることができなかった本物の魅力を持ち、私たちの周りにあるすべての渦を切り開いて、より深い真実を語る能力を持っていました」と述べています。

以下は式典の映像
※パティ・スミスの登場は29分50秒過ぎから