「トム・ダウドがプロデュースした“Give Out But Don't Give Up (The Original Memphis Recordings)”だね。ソングライティング、ミュージシャンシップ、プロダクション......メンフィスに行ってマッスル・ショールズのリズムセクションやメンフィス・ホーンズと一緒にレコーディングしたのも、その意図があったから。このレコードをとても誇りに思っているよ」
「シン・リジィの『Jailbreak』。ハードロック(Jailbreak、Warriors、Emerald)とバラード(Running Back、Fight Or Fall、Romeo And The Lonely Girl)が交互に収録されているんだ。そして、バラードとロックが半々の“The Cowboy Song”もある。さまざまな要素がうまくミックスされているんだよ。
フィル・ライノットはその後、リジィのすべてのアルバムでこれを再現しようとしたけど、自然にできただけに(再現するのは)とても難しかった。フィルはロックに詩的でロマンティックな感性をもたらした。それが人々に愛され、今も愛されている理由だよ。あのレコードは、僕にとってちょうど良い時期にヒットした。当時は15歳で“The Boys Are Back In Town”がどこでも流れていたんだ」
Q:史上最も過小評価されているバンド
「フォクシジェン(Foxygen)は本当に素晴らしいバンドで、僕が今世紀に見た中で最高のライヴの一つを行った。彼らは『...And Star Power』というアルバムをあって、それもとても素晴らしかった。彼らは4枚ほどのアルバムを作った後、姿を消してしまった」
Q:今まで見た中で最高のライヴバンド
「いつもセンセーショナル・アレックス・ハーヴェイ・バンドの演奏を見たいと思っていたんだけど、若すぎたんだ。18歳のとき、『Mafia Stole My Guitar』のツアーで彼らを見た。その4年前、彼らはクリスマスにアポロで3夜を行い、完売していた。そして今回、彼らは自分の故郷で、僕がこれまでに見た中で最高のライヴをほぼ満員のホールで行ったんだ」