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木星の衛星ガニメデのサウンド公開 まるで実験音楽作品のようだと話題に

2021/12/21 18:09掲載
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Jovian moon Ganymede  Credit: NASA/JPL-Caltech/SwRI/MSSS
Jovian moon Ganymede  Credit: NASA/JPL-Caltech/SwRI/MSSS
2021年6月、木星の衛星ガニメデに接近したNASAの探査機「ジュノー」。同機には、木星の磁気圏で発生する電気的・磁気的な電波を受信する「Waves」という装置が搭載されており、接近した際、その電波のデータを収集しました。そして今回、その周波数をオーディオに変換してオーディオトラックを作成。ガニメデのサウンドを聴くことができます。まるで実験音楽作品のようだと話題に。

公開したのは、米サンアントニオにあるサウスウエスト研究所のスコット・ボルトン主任研究員。ボルトンは「このサウンドトラックは、まるで20年以上ぶりにジュノーがガニメデを通過するときに同乗しているかのような、ワイルドなものになっています。耳を澄ますと、録音の中間点あたりで急激に高い周波数に変化しているのがわかりますが、これはガニメデの磁気圏の別の領域に入ったことを示しています」とコメントしています。