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「We Are The World」に貢献 大物アーティストのマネージャー、ケン・クラゲンが死去

2021/12/17 14:26掲載
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Ken Kragen
Ken Kragen
全米のトップ・アーティストが集結して制作されたチャリティー・シングル「We Are The World」。この企画に貢献した人物で、またアーティストのマネージャーやプロデューサーとして幅広く活躍したケン・クラゲン(Ken Kragen)が12月14日に米カリフォルニア州ブレントウッドの自宅で老衰のため死去。85歳でした。

ケニー・ロジャース、ビージーズ、ライオネル・リッチー、オリビア・ニュートン・ジョンなどの大物アーティストのマネジメントを担当したほか、1985年のUSAフォー・アフリカのオールスター・シングル「We Are The World」に欠かせない存在でした。

1984年12月にイギリスで「Do They Know It's Christmas」がリリースされた直後、ミュージシャンであり活動家でもあるハリー・ベラフォンテは、アフリカの飢餓救済のためにアメリカでチャリティー・シングルを出すことを考え、その実現のためにケン・クラゲンに協力を求めました。二人は何人かのミュージシャンに連絡を取り、最終的に作詞・作曲はマイケル・ジャクソンとライオネル・リッチーが共作で行い、プロデュースはクインシー・ジョーンズが担当することが決まります。その後、米国のスーパースターたちが集結してレコーディングが行われ、1985年にリリースされます。「We Are The World」は合計で6400万ドルを集めたと言われています。