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フロイドやAC/DCらが使用したフランスのミラヴァル・スタジオ、ブラッド・ピットによって20年ぶりに復活 22年夏に再オープン

2021/12/15 14:17掲載
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Brad Pitt & Damien Quintard
Brad Pitt & Damien Quintard
ピンク・フロイドの『The Wall』をはじめ、AC/DC、ザ・キュアー、スティング、クランベリーズなどが使用した、フランスのレコーディングスタジオ、ミラヴァル・スタジオ(Miraval Studios)。20年近く使用されていませんでしたが、現在このスタジオがある土地を所有している俳優のブラッド・ピットが復活させることになりました。全面的に修復・改装され、2022年夏に再オープンする予定です。

ミラヴァル・スタジオは、フランス南東部のプロヴァンス地方にある、ぶどう園とワイン醸造所のシャトー・ミラヴァルの敷地内にあります。このスタジオは1977年、フランス人ピアニスト兼作曲家のジャック・ルーシェによって設立され、2000年代半ばまで運営されていましたが、2011年に俳優のブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーがシャトー・ミラヴァルを所有して以来、使用されずに眠っていました。

ブラッド・ピットは今回、フランスの音楽プロデューサー、Damien Quintardと組んで、ブドウ園に眠っていた有名なレコーディング・スタジオを復活させます。

Damien Quintardは自身のSNSに「ピンク・フロイド、ワム!、AC/DC、スティングなどを録音した最も象徴的なレコーディング・スタジオの再生を共同で行うというだけでなく、ブラッド・ピットをパートナーとして迎えることができたのは、一生のうちで最も名誉なことです。ブラッドが僕を信頼してくれたことに心から感動しています。また、僕の素晴らしいチームと仲間たちの支援に感謝しています。彼らなしでは何もできませんでした」と投稿しています。

Quintardはピットについて、「パリで会ったとき、すぐに意気投合して、ただひたすら音について語り合った。彼の音楽分析の繊細さと緻密さには驚かされた」と語っています。

リニューアル後のミラヴァル・スタジオは、オリジナルの機材に加えて、アナログとデジタルのハイブリッド機能、完全に統合されたドルビーアトモスシステム、映画やテレビのプリミキシングに対応する技術を備えたスタジオになるという。

100平方メートルのコントロールルーム、320平方メートルのライブルーム、ドラムルーム、レコーディングブース、ビンテージシンセサイザーなどの貴重な機材、サウンドやビデオ編集用のワークステーション、プールなどがあり、Quintardは「ポップやロックからヒップホップやクラシックのレコードまで何でも作れる空間です」と話しています。