『スケバン刑事』や『超少女明日香』などの人気作を残したマンガ家の和田慎二。没後10年にあわせ、記念画集『和田慎二ARTWORKS』が玄光社から2022年1月31日発売。
本画集は、272ページで全ページカラー印刷。『スケバン刑事』を筆頭に、『超少女明日香』『ピグマリオ』などのヒット作から、初期のサスペンス、コメディの名作まで、全画業をカラー原画で振り返ります。また、かつて少女たちを涙させた感動の名場面を、墨ベタや写植の質感まで生かした“生原画Ver.”で再現します。本邦初公開となる『スケバン刑事』などの鉛筆ラフスケッチや、巨編『ピグマリオ』の構想ノートもあります。
さらに和田慎二の盟友(美内すずえ、柴田昌弘、安彦良和、竹本 泉、新谷かおる)の特別インタビューも収録されます。
■『和田慎二ARTWORKS』
2022年1月31日発売
A4変型判 272ページ
定価:本体4,500円+税
ISBN 9784768315835
<内容>
セーラー服姿で、巨悪に挑む少女たち──累計2000万部を記録し、テレビドラマ化されて社会現象を巻き起こした『スケバン刑事(デカ)』や、『超少女明日香』など、数多の人気作を残したマンガ家/和田慎二。少女マンガ界に、華麗なアクション描写を導入して革命を巻き起こした。その没後10年を記念して、豪華記念画集の制作プロジェクトが始動した!
本画集は、272ページの超ボリューム、全ページカラー印刷。『スケバン刑事』を筆頭に『超少女明日香』、『ピグマリオ』などのヒット作から、初期のサスペンス、コメディの名作まで、全画業をカラー原画で振り返る。また、かつて少女たちを涙させた感動の名場面を、墨ベタや写植の質感まで生かした“生原画Ver.”で再現。本邦初公開となる『スケバン刑事』などの鉛筆ラフスケッチや、巨編『ピグマリオ』の構想ノートも見逃せない。
和田慎二の盟友/美内すずえ氏、柴田昌弘氏、安彦良和氏、竹本 泉氏、新谷かおる氏(掲載予定順)らの特別インタビューも収録。特撮と美少女フィギュアを愛した和田慎二。そのルーツを示す名作『キャベツ畑でつまずいて』を、全ページ“生原画Ver.”で初収録。和田慎二の思い出が詰まったコレクションや仕事部屋も特別に公開する。少女マンガの黄金期を語る上ではずせない、心躍る金字塔がここに。
【収録予定作品】
Chap.1 戦う美少女たち/『スケバン刑事』、『超少女明日香』、『怪盗アマリリス』、『少女鮫』、『Lady Midnight』、『傀儡師リン』など
Chap.2 レジェンド&ヒストリー/『ピグマリオ』、『忍者飛翔』、『あさぎ色の伝説』、『炎の剣』など
Chap.3 サスペンス/『銀色の髪の亜里沙』、『愛と死の砂時計』、『オレンジは血の匂い』、『バラの追跡』、『呪われた孤島』、『左の眼の悪霊』、『大逃亡』、『朱雀の紋章』、『恐怖の復活』、『深海魚は眠らない』など
Chap.4 ファンタジー&コメディ/『キャベツ畑でつまずいて』(生原画Ver.)、『不思議の国のアリス』イメージ・イラスト、『クマさんの四季』、『わが友フランケンシュタイン』、『アラビアン狂想曲(ラプソディー)』、『ラムちゃんの戦争』、『パパにくびったけ!』など
Chap.5 線友(戦友)たち/美内すずえ氏、柴田昌弘氏、安彦良和氏、竹本 泉氏、新谷かおる氏ら特別インタビューなど
【著者について】
和田 慎二(ワダ シンジ)
1950年4月19日生まれ、広島県呉市出身。
71年、東海大学在学時に「別冊マーガレット」8月号の〈まんがスクール投稿作〉で第39回金賞受賞。 同年、同誌9月号に『パパ!』を発表してデビューする。 以後「別冊マーガレット」でサスペンス作品を中心に少女マンガを数多く発表。 76年より、「花とゆめ」で7年間にわたり連載された『スケバン刑事』は、テレビドラマや映画となってブームを巻き起こす。 さらに「超少女明日香」や「あさぎ色の伝説」などのシリーズ作品、巨編ファンタジー『ピグマリオ』などを発表。 少女マンガに、大胆なアクション描写と重厚なストーリーを導入し、その裾野を広げている。 2011年7月5日逝去、享年61歳。「ミステリーボニータ」で連載中の『傀儡師リン』が遺作となった。 そのほか「忍者飛翔」のシリーズや『怪盗アマリリス』、『少女鮫』など多数の代表作がある。