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トニー・アイオミ「ブラック・サバスは本当に終わりか?絶対にないとは言えない」「終了は自分のせいだ」

2021/12/12 20:14掲載
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Black Sabbath
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ブラック・サバス(Black Sabbath)トニー・アイオミ(Tony Iommi)は最新インタビューの中で「サバスはこれで本当に終わりか?」と質問され、「絶対にないとは言えないよね。このバンドでは“もう二度と起こらない”とは決して言えないことを知っているよ。俺たちがそう言うたびに、実際に起こっているからね」と話し、また「ツアーを理由にバンドを終わらせたのは、基本的に俺の責任だ」とも話しています。

アイオミはPlanet Rockの番組『My Planet Rocks』のインタビューの中で、こう答えています。

「絶対にないとは言えないよね。このバンドでは“もう二度と起こらない”とは決して言えないことを知っているよ。俺たちがそう言うたびに、実際に起こっているからね。

初期の頃は、オジー(・オズボーン)と一緒に活動するとは思っていなかったし、(ロニー・ジェイムス)ディオとまた一緒にやるとは思わなかったけど、実際にはそうなった。

(ディープ・パープルの)イアン・ギランがバンドに参加するとは思ってもいなかったが、実際に参加した。だから、絶対に起こらないとは言えないんだよ」

アイオミは同じインタビューの中で、2017年2月にバンドの故郷であるバーミンガムで終了した彼らのフェアウェル・ツアー<The End>についても語っています。

「最後の1年は感情的だった。長い間、一緒にやってきたので、本当に奇妙な感じがしたんだ。

ツアーを理由にバンドを終わらせたのは、基本的に俺の責任だ。問題は、この規模のバンドでは、1週間だけライヴを行うことはできず、18ヶ月のワールドツアーを行わなければならないことなんだ。それが決まると、それを受け止めなければならない。ツアーに出ることが決まったときは、“素晴らしいね。18ヶ月のツアー。ファンタスティックだね”となるが、でも、1年も続けていると疲れてくる。でも、それだけの期間を続けなければならないのは、スタッフ全員が生きていかなければならないからなんだ。みんな仕事を持っているから、1週間やって、1ヶ月休んで、また1週間というわけにはいかないんだ。それでは、クルーが集まらないからね。彼らは仕事をしたいのだよ。

俺たちはそれを長い間してきた。ワールド・ツアーを行い、またワールド・ツアーを行うという具合に。そして、だんだんと疲れてきた。自分たちの飛行機があって、最高のホテルに泊まって、すべてが完璧だったとしても、やはり疲れてしまうんだ。ニューヨークで演奏するときは、ニューヨークに拠点があるから、そこから飛行機を飛ばしてもらうんだ。夜中の3時に着いて、それからベッドに入って寝るようにしていた。そんなことを繰り返していた。俺たちは、できるだけ快適になるように努力した。それでも疲れた。医者と話していたら、“そこまでして飛行機で移動するのはやめたほうがいい”と言われた。俺は血液のがんを患っているからね。あんなに飛行機に乗っているのは、俺にとって良くないことだったので、みんなと相談して、“そろそろ大規模なツアーはやめたほうがいいんじゃないか”と言ったんだ。そうしたら、本当にそうなったんだ。最終的にはバーミンガムで終わらなければならないというのが条件だった。それが俺たちの出発点だからね」