今年の公開作は2012年の「King of the Road Tour」の中から、12月にドイツのベルリンにあるヴェロドロームで行われたコンサートの模様を収録したライヴ映像作品『モーターヘッド/ラウダー・ザン・ノイズ』。新たに予告編映像が公開されています。
■『モーターヘッド/ラウダ―・ザン・ノイズ』 12月24日(金)より劇場公開
<上映> ・シネマート新宿・シネマート心斎 12月24日(金)〜12月30日(木)【1週間限定】
・名古屋シネマテーク 12月25日(土)〜12月30日(木)【6日間限定】
<内容>
2015年12月28日、核爆弾が落ちてもゴキブリとともに生き残るといわれ、2,000人もの女性と夜を共にし、1956年にはロックンロール誕生の瞬間を目撃、マルボロとジャックダニエルにまみれて血液が猛毒化、ビートルズを愛し、世界一音がデカいバンド、《モーターヘッド》を40年間続け、1945年クリスマスイブである12月24日に生まれて以来、不眠不休の大暴走を続けた人類最強の豪傑、レミー・キルミスターがこの世を去ったのは2015年。 70歳の誕生日を迎えてから4日後、癌を宣告されてからわずか2日後のことだった。 そして翌日、メンバーからモーターヘッドの活動終了が伝えられた。 本作はその暴走ロックンロールの帝王、モーターヘッドの2012年12月5日にベルリンにあるヴェロドロームでのライヴを収めた、モーターヘッド公式ライヴ映像であり、2021年に「Louder Than Noise... Live in Berlin」と題してDVDリリースされた最新作だ。 1975年の結成以来、怒涛のスピードと圧倒的音圧によるシンプルで攻撃的なロックンロールを40年間続け、メインストリームとは真逆のロックの裏街道を驀進したモーターヘッドは、ヘヴィメタルとパンク/ハードコアという普段相容れない両ジャンルからも熱い支持を集め、その両者が一触即発の状態に陥った場合でもモーターヘッドの曲を流せばすべてがおさまるという、この世に類を見ない存在感を誇ったバンドだ。 レミーの死の約3年前のライヴである本作は、サクソンやエクソダス、クリーターなどのコンサート・フィルムもプロデュースしてきたHerwig Meysznerが何台ものカメラを使って収録。 レミー・キルミスター、フィル・キャンベル、そしてミッキー・ディーのモーターヘッドというバンドが鳴らす轟音ロックンロールは数十年にわたりサウンドの境界線を破壊し続け、聴く者の耳をつんざき、そして世界中を爆走し続けた彼らがトップギアでその凄まじい存在感をドイツの大観衆に見せつけ、ステージからあふれ出るエネルギーだけではなく、観客席からの怒涛のエネルギーまでも生々しく映像に封じ込めた。モーターヘッドという唯一無二なバンドの底力がスクリーンを通して伝わって来る貴重な上映が今年も開催となる。
【TRACK LISTING】 I Know How to Die/Damage Case/Stay Clean/Metropolis/Over the Top/Doctor Rock/String Theory/The Chase Is Better Than the Catch/Rock It/You Better Run/The One to Sing the Blues/Going to Brazil/Killed by Death/Ace of Spades/Overkill (featuring Anthrax)
2021 年作品/74 分/DCP/原題:Motörhead/Louder Than Noise... Live in Berlin 出演:レミー・キルミスター、フィル・キャンベル、ミッキー・ディー 提供:キングレコード 配給/宣伝:ビーズインターナショナル