ジェームス・ブラウン(James Brown)のドラマーとして活躍した
メルヴィン・パーカー(Melvin Parker)が死去。米ノース・カロライナ州キンストンのR.スウィンソン葬儀社の訃報欄に、パーカーが12月3日に米メリーランド州ボルチモアで亡くなったことが書かれています。77歳でした。
メルヴィン・パーカーは1944年6月ノースカロライナ州キンストン生まれ。1964年、兄の
メイシオ・パーカー(Maceo Parker)とともにドラマーとしてThe J.B.'sに加入。いちどバンドを離れるものの1969年に再加入し、アルバム『Sex Machine』のドラムを担当しました。
ジェームス・ブラウンのバンドの主要メンバーとして活躍し、「Out of Sight」「Papa's Got A Brand New Bag」「I Got You (I Feel Good)」など、多くの楽曲で演奏しました。パーカーのドラム・スタイルは、1960年代のブラウンのファンク・ミュージックの革新に大きな影響を与えました。
「俺の人生で最も偉大なドラマーはメルヴィン・パーカーだった」とブラウンは2004年に振り返っています。「“I Feel Good”“Papas Got A Brand New Bag”-、誰もやっていない。誰もね。そして、今もできていない。もし俺がレコードを作る準備をしていたら、今日メルヴィンを呼んでくるだろうね。彼はメトロノームのような存在だからね」
訃報を受け、
ブーツィー・コリンズ(William "Bootsy" Collins / Bootsy Collins)は追悼コメントを発表しています。
「ジェームス・ブラウンと共演した偉大なドラマーの一人が亡くなりました。メイシオ・パーカーの弟、メルヴィン・パーカーです。1964年、メルヴィンはブラウンの3枚のレコーディングに参加しました。『Out of Sight』『Papa's Got A Brand New Bag』『I Got You (I Feel Good)』。パーカー家に哀悼の意を表します」