Omicron death metal band, via Facebook
新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」。海外メディアによると、世界には「オミクロン」という名前のメタル・バンドが2つ存在するようです。ひとつはベルギーのデスメタルバンド、もうひとつは香港のプログレッシブメタル・バンド。香港のオミクロンは、2014年から2016年にかけて活動したバンドで数年前に解散しているようですが、ベルギーのオミクロンは活動中で、デビュー・アルバムのリリースを計画しています。
VICEはベルギーのオミクロンにインタビューを行い、彼らが自分たちの名前を変えるつもりがあるのかどうかを聞いています。
「こんな事態になるとは誰も予想していなかったよ。俺たちは名前を変えるつもりはないよ。俺らのコンセプトが、ウイルスによって決められてしまうようなことはない。
俺たちは、自分たちの名前がネガティブな意味を持つのではないかと少し不安になったが、業界に足跡を残そうとするミュージシャンで溢れかえっている世界で、(新しく始めようとする)バンドにとって必要な露出が得られるかもしれないとも思ったんだ」
オミクロンという名前を選んだ理由について、バンドは次のように説明しています。
「俺たちのギタリストであるフィリップは、宇宙人とそれに伴う星間の不明瞭さに病的なまでにこだわりを持っているんだ。彼は、はくちょう座オミクロン星で発見されたダイソン球に触発されて、俺たちの名前を思いついたんだよ」
新たな意味合いが加わったことについてバンドは、こう述べています。
「新型コロナウイルスの変種と同じ名前を持つことは、俺たちが背負わなければならない特別な責任のように感じているんだ。俺たちは、他人の苦しみの上に成り立っていると世界に思われたくないから、まだ慎重に行動するつもりだよ」
彼らはパンデミックの影響で、デビューアルバム『Entropic Entity』のリリースを延期していますが、近いうちにツアーを開始したいと考えています。
「ライヴ会場での演奏を計画しているんだけど、ベルギーでは感染者数が再び増加しているので、それがいつ現実的になるのか、現時点では予測するのは本当に難しいんだ」
■ベルギーのデスメタルバンド、オミクロンの楽曲
■香港のプログレッシブメタル・バンド、オミクロンの楽曲