ドイツの首都ベルリンで12月2日、16年間にわたってドイツを率いたアンゲラ・メルケル首相の退任式が行われました。送別の曲としてメルケル首相が選んだ曲のひとつは、ドイツのパンク&ニュー・ウェイヴのアイコン、
ニーナ・ハーゲン(Nina Hagen)の1974年のヒット曲「Du hast den Farbfilm vergessen(邦題:カラーフィルムを忘れたのね)」でした。式典では軍楽隊によって演奏されています。
地元メディアによると、歴代首相では、ヘルムート・コールがベートーベン「交響曲第9番」を、ゲアハルト・シュレーダーがフランク・シナトラの「My Way」を選んでいました。
メルケル首相は、この選曲について聞かれると「この曲は自分の青春時代のハイライトだった」と語り、「この曲は東ドイツで生まれたもので、かつて私の選挙区だった地域では今でも流れている。だからすべてが今日に合っている」と付け加えています。
以下は退任式で流れる「Du hast den Farbfilm vergessen」の映像
以下はニーナ・ハーゲンによる「Du hast den Farbfilm vergessen」