ロッド・スチュワート(Rod Stewart)は、
ジェフ・ベック・グループ(The Jeff Beck Group)のために、
ロニー・ウッド(Ronnie Wood)と一緒に曲を作ろうとした最初の試みが完全に失敗に終わったことを振り返っています。また
フェイセズ(Faces)時代は歌詞を書き終わるまでホテルの部屋に閉じ込められていたことも話しています。
Apple Music 1のラジオ番組に出演したロッドはこう話しています。
「ジェフ・ベック・グループに参加するまで、(曲を)紙にペンで書いたことはなかったんだ。そのころ、ジェフがジェフ・ベック(グループ)のアルバムのために自分たちの曲を書き始めようと言っていたんだ」
そのため、ロッドはある冬の日にロニーの家を訪れました。
「僕たちは3つのバーがある電気ストーブをつけたんだけど、そうしたら、彼のお母さんが入ってきて“高いから1つしか使えないわよ”と言われたんだ。その日はとても寒かった。僕たちは、メモ帳と紙と鉛筆を持って、ジェフ・ベックの曲を書こうとしたんだけど、何も出てこない。それで、“じゃあ、ワインを飲もう”となったんだ。2人でワインを1本飲んだけど、やっぱり何も出てこなかったよ」
最終的には「Plynth (Water Down the Drain)」という曲が出来上がりましたが、彼は「苦労した」と語っています。
また同じインタビューの中でフェイセズについてこう話しています。
「フェイセズはよく僕をホテルの部屋に閉じ込めて、ワインとテープレコーダーと紙を渡して、僕が歌詞を書き上げるまでドアに鍵をかけていたよ。僕が怠け者だったんでね」「70年代はセックスやお酒が多すぎたんだ。パーティーだよ。フェイセズはパーティーバンドだったからね」。
しかし、その頃から、ロッドはソングライティングのプロセスを「楽しい」と感じるようになったという。
「本当に好きなんだ。アルバム作りが大好きだ。みんながこうすべきだとは言わないけど、僕は今はノートパソコンで作業している。そういう風に変化しているんだ。太陽の光の当たらないスタジオで20年くらい過ごしてきたので、このような方法で作業ができることに安堵しているよ。今までの人生で一番、曲作りのプロセスを楽しんでいるんだ」