Mick Mars (Photo: Paul Brown)
1984年、
モトリー・クルー(Mötley Crüe) の
ミック・マーズ(Mick Mars) 以外のメンバーは、ミックを追い出して、別のギタリストを入れようと考えていました。話し合いの場に居て意見を求められた、
オジー・オズボーン(Ozzy Osbourne) のベーシスト、
ボブ・デイズリー(Bob Daisley) は、彼らにミックを解雇しないように説得したという。ボブは当時のことをThe Metal Voiceのインタビューの中で振り返っています。
ボブはモトリー・クルーがサポートアクトを務めた1984年のオジーのツアーのある夜を振り返っています。
「その夜、ライヴが終わった後、ミックはオジー(と彼のバンド)と一緒に我々(オジー)のバスに乗り込み、僕は彼ら(モトリー)のバスに乗ったんだ。
彼らはミーティングをしていた。彼らはミックを追い出して、別のギタリストを入れようとしていたんだ。
彼らは僕に意見を求めた。そこで僕は“参考意見だけど、壊れていないものを直そうとしないでほしい”“そういうのを、『Blizzard of Ozz』の時に(オジーのオリジナル・ドラマーである)リー・カースレイクで見たことがあるよ”“ケミストリーがあって、機能しているユニットがあるじゃないか。ミック・マーズはその一部なんだよ。それを台無しにしないでくれ。それが僕の意見だ。それだけはやめてくれ”と言ったんだよ。
あの夜、僕はミックの首を救ったと思うよ。彼らは他の人を雇うことを真剣に考えていたからね。
ミックはバンドにとって必要な存在だ。サウンドの一部であり、彼らの一部でもある。
ビートルズのリンゴ(スター)の代わりに、ジョン・ボーナムやジンジャー・ベイカーなど、技術的に非常に優れた人物を入れようとするようなものだよ。それではうまくいかないんだ。だから僕は“そのままでいいよ。壊れていないんだから、直そうとするな”と言ったんだ。それで、彼らはそのままにしておいて、うまくいったんだよ。
ミックは、彼らよりも数歳年上だったと思うよ。ミックを名人やギターヒーローとは呼ばないだろうが、バンドにとっては素晴らしい存在なんだ」
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